デッサンからCGまで!アニメ制作を学べる通信制高校・サポート校

リオオリンピックの閉会式でも示されたように、アニメやキャラクターコンテンツはいまや日本を代表する文化のひとつ。通信制高校やサポート校の中には、アニメについて学べる高校ももちろんあります。基礎から学んで、世界で活躍できるクリエイターを目指しましょう。

デッサンからCGまで!アニメ制作を学べる通信制高校

アニメ市場の現状とアニメ業界の労働環境

アニメと言えばジブリのような劇場用アニメや「サザエさん」のようなテレビアニメを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、今日ではOVAやインターネット配信、情報番組内で1〜2分流れるアニメ、パチンコ・パチスロの液晶部分に流れるCGなど、アニメの見方や見る場所は多岐にわたっています。

アニメ産業のここ10年の市場規模としては、2004〜2006年に2000億円を超えていたことを考えると、この数年は若干減少〜横ばいが続いています。(参考)アニメ産業の市場規模「コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性」(経済産業省)より引用

 

アニメ制作の分野だけで見ると、横ばいが続いていますが、アニメ作品を活用したグッズ販売などは堅調に伸びており、また、経済産業省の後押しなどもあり、海外、特にアジア圏で日本のアニメや漫画の認知度はかなり高くなっています。(参考)よく見るアニメ・漫画はどこの国のものか「コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性」(経済産業省)より引用

 

アニメーターという仕事でよく言われるのが「賃金の安さ」と「労働時間の長さ」ですが、実際はどうなのでしょうか。

一般社団法人 日本アニメーター・演出協会の『アニメーション制作者 実態調査 報告書2015』によると、アニメーターの平均年収は332万円。国税庁長官官房企画課の「平成25年分民間給与実態統計調査」では、民間の給与所得者の平均年収は414万円なので、アニメーターの平均年収は82万円低いことになります。

また、1ケ月あたりのアニメータの労働時間は平均262時間で、これは厚生労働省による「毎月勤労統計調査」の全労働者の平均が168時間なので、アニメーターの月の労働時間は世間の平均と比較すると94時間も上回っていることになります。

「賃金の安さ」と「労働時間の長さ」は、データで見る限り、間違いなさそうです。

しかし、一方でアニメーターが今の仕事を続けている理由のアンケート調査では、

  1. この仕事が楽しいから…65.1%
  2. お金を得るため…60.9%
  3. 作品を通じて人に感動を与えるため…38.1%
  4. 自分の才能や能力を発揮するため…30.2%
  5. 尊敬する人や支え合える仲間がいるから…26.7%

となっています。

内閣府が「国民生活における世論調査(2014年)」で「働く目的は何か」を尋ねたところ、

  1. お金を得るため…51.0%
  2. 生きがいを見つけるため…21.4%
  3. 社会の一員として務めを果たすため…14.7%
  4. 自分の能力や才能を発揮するため…8.8%
  5. わからない…4.2%

となっています。

このふたつの調査を比較すると、アニメーターは労働者の平均と比較すると「楽しいから働く」「自分の才能を発揮したい」という意欲が強いことがわかります。また、「作品を通じて人に感動を与える」ことは、作品作り・もの作りをする仕事ならではの職業観と言えます。

つまり、アニメーターは、「賃金は安いし休みも少ないけれど、楽しくて人に感動を与えられる」仕事ということになるのではないでしょうか。

アニメ制作を学べる通信制高校・サポート校一覧

ここでは、アニメ制作について学べるコースやカリキュラムがある通信制高校やサポート校を紹介します。

アニメ制作(絵を描いて動かすこと)に特化しているのか、声優やゲーム、漫画制作なども一緒に学べるのか、学校によってカリキュラムの内容が多岐に渡っているのでホームページやパンフレットをよく見たり、体験授業を受けたり、自分の目で入学前に必ず確認することをおススメします。

最近のアニメの多くは手描きよりもCG中心で作られているので、パソコンなどの機材面の充実度もチェックしても良いかもしれません。

アニメ制作を学べる通信制高校・サポート校のご紹介

鹿島学園高等学校/鹿島朝日高等学校

同じカシマグループが運営する鹿島高等学校と鹿島朝日高等学校は、通常の高卒資格取得コースに加えオプションとして、アニメ、ファッション、音楽、スポーツ、俳優、製菓、保育福祉、ペットや大学進学など非常に多彩なコースが用意されているので、在学中に自分の道を探し、見つけ、卒業後もそのまま進んでいくことができます。

その中の「アニメ・漫画・声優コース」(アニメ・マンガ専攻)ではアニメや漫画、声優などエンタテイメント業界で活躍する人材を多数輩出している「アミューズメントメディア総合学院」の講師をはじめとする実力派講師のもと、クリエイターとしての実践力が身につくカリキュラムを学べます。トレース、中割りといった具体的な技法から始まり、即戦力となるスピードやテクニックまで鍛えてくれるので、卒業後はすぐにでも仕事をしたい希望の生徒に最適です。

このコースがあるキャンパスは東京・埼玉・千葉・神奈川などの首都圏だけでなく、大阪・京都・兵庫などの関西圏、また茨城や静岡にもあるので、同じ夢を持つ近くの生徒と共に学べます。

 鹿島学園高等学校について詳しくはこちら

 鹿島朝日高等学校について詳しくはこちら

八洲学園高等学校

通常のカリキュラムに「基礎学力」だけでなく、新聞を読むことや一般常識の勉強をする「教養」、各種検定への挑戦やビジネスマナー、今の時代だからこそ重要視されるコミュニケーション力を学ぶ「キャリア教育」があることが特長です。卒業後に社会人という立場になるための学びの場も提供されているのです。

高卒資格取得を目指す通常のカリキュラムのほか、オプションプログラムとしてコンピューター、アニメ、スポーツ、美容、音楽など好きなことを楽しみながら学ぶ授業が用意されています。

その中の「総合アニメ」プログラムは、施設が充実している神奈川・横浜分校、大阪で一番の都市である梅田、八洲学園の原点である堺、歴史ある玉造など特長あるエリアにあるキャンパスで学べます。

キャラクターデザインやストーリーテリングの方法、実際のペンテクニックを教わり、公募展に出展することを目標に自分自身の作品を制作し、作品集であるポートフォリオを完成させていきます。生徒にとっても目に見える、やりがいが感じられる内容となっています。

桜丘学園高等部

67年の歴史を持つデザインの専門学校「ファッションカレッジ桜丘」を母体とするサポート校です。「アニメキャラクターコース」「声優&ヴォーカルコース」「ファッションコース」」という3つのコースがあり、少人数制教育の丁寧な指導には定評があります。

通学時の髪型や服装は自由で、生徒の個性を尊重しています。アート系に特化した学校ならではの特長と言えます。

「アニメキャラクターコース」の講師は、「NARUTO」や「BLEACH」の作画監督である森田実先生が務めています。

デッサン、作画といった基礎力を養う授業から、動画作成まで、アニメを作る技術をひと通り学ぶことができ、将来はアニメーターやキャラクターデザイナ—、背景美術家を目指すことが可能です。

またPhotoshopクリエイター能力認定試験、Illustratorクリエイター能力認定試験、flashクリエイター能力認定試験、色彩検定といった資格取得のためのサポートも充実しています。

進学先は全国の大学にたくさんの合格者がいる他、100校以上の指定校枠があります。

N高等学校

アニメについては、デザインの私塾として始まった「バンタンデザイン研究所」を母体とするサポート校「バンタン高等学院」とのWスクールでクリエイティブなカリキュラムを受講できます。オリジナリティのあるクリエイターを輩出するための質の高い教育を受けることができます。

「ゲーム・アニメ・ITコース」ではデッサン、キャラクターデザイン、背景デザインなどアニメ制作に欠かせない基礎画力や表現力を鍛え、SAI・Photoshop、Illustratorを使用した描画テクニックを身につけます。

授業は自分でやってみる参加型ワークショップ形式で、自由な発想での制作を通じて、自分らしさを発見し伸ばしていくことが重視されています。

あずさ第一高等学校

生徒ひとり一人の個性や良いところを伸ばす教育方針を掲げている通信制高校です。生徒の感性を伸ばす、興味のあることを引き出すことを目的としたオリジナルコースとして、「アニメ」の他に「保育コース」「ダンスコース」など個性的な8つのコースが用意されています。

週に2コマ行なわれている「アニメ・まんがコース」では、デッサンや模写を繰り返し行い、絵を描くことの基礎力を徹底的に身につけます。そのうえで、アニメーションの「歩く」「走る」「振り向く」などの動きを学んでいきます。

講師は「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」「うる星やつら」「タッチ」などの劇場用アニメを手がけた関口貴之先生が勤めています。

 

参照
コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性(経済産業省)
アニメーション制作者 実態調査報告書2015(日本アニメーター・演出協会)

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