通信制高校でも大学ヘ行ける?大学進学に力を入れている通信制高校・サポート校

通信制高校は誰でも入学することができる高校です。では、偏差値もない通信制高校から、大学に進学することは場合は可能なのでしょうか?今回は、通信制高校からの大学進学について、特に進学に力を入れている学校例も紹介しながらお話します。

通信制高校でも大学ヘ行ける? 大学進学に力を入れている通信制高校

通信制高校の大学進学の現状

ではまず、通信制高校から大学進学する人はどれくらいいるのか、全日制高校と比較して見てみましょう。

文部科学省の「学校基本調査」によると、全日制高校を卒業して大学に進学した人の割合は54.4%となっています。(平成24年度。専門学校・専修学校等は含まず、大学のみの割合)それに対して、通信制高校を卒業して大学に進学した人の割合は16.7%となっています。

これだけを見ると、やはり全日制高校に比べると、通信制高校から大学進学をする人は多いとは言えないのが現状でしょう。

では、通信制高校から大学に進学できる可能性は、あるのでしょうか?

答えはYESです。まずは、通信制でも大学進学ができる方法、そして通信制だからこそ有利になる点をお話します。

 

通信制高校でも指定校推薦などを持つところもある

通信制高校では、一般入試での大学進学のほか、指定校推薦という方法も多くの人が利用しています。指定校推薦というのは、大学や専門学校などが指定の高校に対して推薦枠を与える形での推薦入試の方法です。高校での成績(評定)に基準があることが多く、その基準を満たしている生徒が面接などを通して入試を受けることができます。

また、AO入試などの推薦入試の方法も増えています。AO入試とは、アドミッションズオフィス入試の略で、大学側が求める学生像に生徒を照らし合わせて入学を決める入試方法のことです。難関私立大学をはじめ多くの大学がこの方法を採用しており、実際の試験では高校の成績や学科試験の出来ではなく、学習計画書や面接、特技を披露するなどの様々なスタイルで、生徒の個性を見る試験方法になっています。これらの推薦入試では一般入試に比べて合格が決まる時期が非常に早いので、大学合格が決まってしまえば、秋頃から卒業までは自由な時間を持つことも可能です。

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通信制高校ならではの特性を活かして受験勉強に集中する

一番のメリットは、普段の授業や学校行事に時間を取られることが少ないため、高校卒業のための時間は最低限で、多くの時間を自分の行きたい大学のための勉強に費やすことができます。

例えば、早稲田大学や慶応義塾大学といった難関私立大学の文系に進学したいとしましょう。英語・国語・社会などの3科目の入試科目で良い代わりに、各科目、非常に高いレベルが求められます。

全日制高校では、当然英国社以外の科目の授業にもしっかりと出席しなければ卒業ができませんし、学校行事もたくさんあるため、それらをこなしながらも、夜や土日に大学受験用の勉強をしなくてはいけません。もちろん受験対策を学校で行ってくれるところもありますが、それでもやはり入試の3科目以外にも時間はどうしても取られてしまいます。

一方で、通信制高校であれば、高校卒業に最低限必要なレポートとスクーリング以外は、一日中大学受験の勉強に時間も費やすこともできます。受験に必要のない科目には時間をとられないので、非常に効率的に勉強を進めることができます。

 

大学進学に力を入れている通信制高校・サポート校一覧

大学進学に力を入れている通信制高校もここまで通信制高校でも大学進学ができる方法をお話しました。次に高校自体がしっかり大学進学に力を入れている通信制高校についてご紹介します。

通信制高校の多くはコース別になっていて、高校卒業資格を取得するだけでなく、大学進学のための授業やサポートを行っているコースを持つ高校も多くなってきています。全国の大学進学のためのコースを設けている高校を紹介していきたいと思います。

 

鹿島学園高等学校

学校法人鹿島学園が運営している高校で、全日制高校も運営しており、全国各地にキャンパスがあります。
大宮、赤羽、横浜港南台などのキャンパスでは通常の高校卒業のためのカリキュラムの他にオプションコースとして「大学進学コース」があります。一人一人に合ったマンツーマンでの個別指導で難関大学合格をサポートしています。その他、AO入試対策や小論文指導、面接練習などの大学別の専門対策も個別に対応しています。北千住、小田原のキャンバスでは大学進学予備校の「代ゼミサテライン」と提携し、大学進学のための学習サポートを行なっているほか、医学部・医療系学部への受験対策専門のオンライン個別指導「メディカルフォレスト」からのサポートも受けられます。
進学実績としては、京都大学、東京工業大学、千葉大学などの難関国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などの難関私立大学、また北里大学、慈恵医科大学などの医学系大学にも合格しています。

 鹿島学園高等学校について詳しくはこちら

鹿島朝日高等学校

鹿島学園高等学校の姉妹校で、同じく全国各地にキャンパスがあります。大宮、赤羽駅前、広島、倉敷などのキャンパスにある「大学進学コース」では、個別指導を中心とした大学進学サポートを受けられます。

 鹿島朝日高等学校について詳しくはこちら

 

ルネサンス高等学校

ルネサンス高等学校は、ルネサンス・アカデミー株式会社が設立した茨城県が本部の通信制高校です。広域通信制高校の形をとっているので、全国から入学が可能です。

この高校には大学進学コースがあります。ルネサンス高校と個別指導型予備校のAxisが提携して、高校卒業資格取得の他に生徒一人ひとりの志望校に合わせた受験用のカリキュラムをこなします。この大学進学コースからは、東京大学、京都大学、東北大学、北海道大学、名古屋大学などの難関国公立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの難関私立大学にも合格しています。(2015年度実績)

学費はルネサンス高等学校の正規(ベーシックカリキュラム)授業料のほかに、大学進学コース用の授業料が別途かかります。

 早慶上智やICUも…ルネサンス高校の大学進学実積

 

さくら国際高等学校 東京校

 制服着用を義務づけ生活指導に力を入れているさくら国際高等学校 東京校は学習面でも定評があります。2年次から大学進学に対応した「進学コース(文系・理系)」を用意。教科書の内容をしっかり基礎からおさえることからスタートし、センター試験や一般入試にも対応した学習までフォローしています。
中学時代に不登校などで勉強が遅れてしまっている人には、専用のオリジナルテキストを用意。このテキストを使って小中学校の基礎から学び直しを行なうことで、高校の教科書にもスムーズに取り組むことができます。
進学実積として、東京大学、京都大学、東京外国語大学などの国公立から、早慶上智、ICU、東京理科大学といった難関私大まで、毎年多数の合格者を輩出しています。指定校推薦も多数あります。

 さくら国際高等学校 東京校について詳しくはこちら

 

第一学院高等学校

株式会社ウィザスが運営する広域通信制高校・サポート校で、全国各地に多くのキャンパスを持っています。

第一学院には進学コースがあり、高校卒業資格の取得の他に、受験対策用の映像教材を使い大学進学の対策を行うスタイルになっています。高校の授業内容から最難関国公立大学入試の対策まで、全1717講座を持つ進学予備校の「市進ウイングネット」と提携しているため、自分の理解度や志望校にぴったり合った講座を選び勉強することが可能です。その他にも進学コースではAO入試対策・小論文対策なども行っています。

進学実績としては、全卒業生1423名中、500名が大学に進学しています。国公立大学では埼玉大学、鳥取大学など、私立大学では慶應義塾大学、国際基督教大学、明治大学、青山学院大学などに合格実績があります(2015年度卒業生)。

 

クラーク記念国際高等学校

通信制高校としては珍しい「全日型教育」を取り入れたクラーク記念国際高等学校では、各教科で「基礎学力オールチェック」というチェックシートを使って、生徒の基礎学力をチェックします。学習カリキュラムでは、授業(Learn)、小テスト(Check)、補習(Care)を何度も繰り返すことで、生徒の「わからない」「できない」を残さず、学力向上に結びつけています。
大学進学を目指す生徒のためには、専用の対策講座を用意。必要に応じて予備校の現役講師などを招いて特別講座も行なっています。
卒業率は98%を誇り、早稲田大学、上智大学、法政大学などの有名大学を筆頭に、300校以上の指定校推薦枠を持っています。2014年度の卒業生のうち1342名が大学に現役合格を果たしています。

 

トライ式高等学院

家庭教師のトライで有名なトライ・グループが運営しているサポート校です。通信制高校自体は提携している高校(鹿島学園高等学校、日本航空高等学校、高松中央高等学校)に在籍し、卒業する形になります。

トライ式高等学院には2種類の大学進学のためのコースがあり、大学進学を総合的にサポートする「大学進学コース」と、特に東大京大や早慶上智などの難関大学を目指すための「特別進学コース」から選ぶことができます。大学進学コースでは一般入試に向けての個別授業や個別演習はもちろんのこと、AO入試のための小論文試験や面接試験の対策も行っています。特別進学コースでは個別授業や演習のほかに、予備校の講師が行う集団授業が受けられたり、難関大合格のために集中して自習ができるスペースなどもあります。

また、自宅での自習、学校へ登校しての勉強のほかに、自宅へ講師が来てくれるいわゆる「家庭教師」のスタイルも選べます。九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学など全国各地の国公立大学・私立大学に合格者を出しています(2015年度)。

トライ式高等学校自体はサポート校になるので、通信制高校自体にも授業料が必要です。

 

KTCおおぞら高等学院

学校法人KTC学園が設立した屋久島おおぞら高等学校に在籍し、サポート校のKTCおおぞら高等学院のキャンパスに通うスタイルの通信制高校です。ふだんは全国の近くのKTCおおぞら高等学院のキャンパスに通いますが、スクーリングでは屋久島に行き、屋久島おおぞら高等学校を卒業したことになります。

KTCおおぞら高等学院には特別進学コースがあり、個別フォロー・対面授業・映像教材の3つで大学進学をサポートしています。どんなレベルからでも合格ができるように、一人一人のペースにあったレベル別学習を行っています。

進学実績としては、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、立教大学など難関大学にも合格者を出しており、その他にも全国の様々な大学への合格実績があります(2015年度卒業生)。

 

N高等学校

角川ドワンゴ学園N高等学校は、書籍・映画、ニコニコ動画などで有名な株式会社KADOKAWAが運営している新しいスタイルの通信制高校です。この高校では主にインターネット学習で授業を行なっていることで話題になっています。

N高には、大学進学に強い坪田塾がN高校と提携した「N塾」があります。なんと東大志望者だけを集め、全寮制・個別指導で東大合格を目指すという形をとっています。
高校卒業資格の取得については、インターネットのみで行えるため、空いた時間でみっちりと東大合格のための勉強ができるというしくみになっていて、「N塾」の塾長は「ビリギャル」で有名な坪田信貴先生なので、本気で東大に合格したい人にはぴったりの環境かもしれません。2016年にできたばかりの高校なので、まだ進学実績はありませんが、これから東大合格者が出るのではないかと話題になっています。
学費に関しては、N高等学校の授業料の他にN塾の指導料が加算されます。「N塾」は2016年度は男子のみの募集でしたが、2017年度より女子の募集も開始されました。

また、N高では2017年度より医学部進学に特化したコースも開設されます。
N高の新コースについては、こちらの記事(角川ドワンゴが運営するN高等学校が2017年度より新コースを開設)でも詳しく解説しています。

 

まとめ

今回は通信制高校からの大学進学の現状と、特に大学進学に力を入れている学校についてご紹介しました。それぞれの高校に独自の特色があるので、自分に合った学校を見つけて、通信制高校からでも大学への進学を叶えましょう!

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