中央高等学院 2018年度(平成30年度)卒業式

去る3月5日(火)、中央高等学院(本校:東京都武蔵野市)と、その提携校である中央国際高等学校の卒業証書・修了証書授与式が、京王プラザホテル(東京都新宿区)で開催されました。1000名以上の卒業生・修了生が晴れやかな笑顔で巣立ちの日を迎えました。

中央高等学院 2018年度(平成30年度)卒業式

次の時代を担う若者へ向けて…心温まる式辞と祝辞

毎年、新宿の京王プラザホテルでとり行われる中央高等学院の卒業式。今年も、全校舎(吉祥寺本校・池袋校・渋谷原宿校・横浜校・千葉校・さいたま校)の卒業生および修了生、そしてお子さんの成長を見守り続けた保護者の方々が、会場に足を運びました。

参加者全員への卒業証書・修了証書授与が終わると、斉藤守学院長による式辞です。

学院長は、卒業生、修了生ひとり一人の顔を見ながら、「創設以来、かけがえのない青春だから、学ぶことの素晴らしさ、そして自由にのびのびと、との理念のもとにこの日を迎えました。この精神を今一度、皆さんの心の中にとどめ、これから生きていくための人生の糧として育んでほしいと思います。必ずや大樹となり、実を結ぶことでしょう」と語りかけました。

続いて、中央国際高等学校の大屋雅由次校長による式辞です。

「今年の卒業式は、平成最後の卒業式であり、新たな時代が間もなく始まろうとする記念すべき式でもあります」と大屋校長。さらに「皆さんは、新しい時代はどんな世の中になると考えますか?」と続けます。2018年に全国の中高生約2万1000人を対象に行われた、『平成の次の時代は、どんな価値観を大切にする社会になってほしいか』という調査で、最も多かった回答は「平和」、二番目は「安全」、三番目は「安心」だったそうです。それを受け、「平和で、安全、安心な社会にしたいという想いは、誰もがそうありたいと願うことです。そのために、何をすべきか。みんなで考え行動していかなければなりません」と語りました。

千葉大学名誉教授、中央教育審議会委員の明石要一先生による祝辞では、生徒たちに向け三つの言葉が贈られました。一つめは「これからの“人生100年時代”に向け、健康寿命を延ばしてほしい」、二つめは「人工知能・ロボットと共存していってほしい」、そして最後に、明石先生自身が好きだという『千里を照らして一隅(いちぐう)を守る』という言葉について語られました。「一隅というのは、皆さんの住んでいる地域、または日本のことです。千里というのは、だいたい日本から上海くらいの距離ですね。皆さんには、ぜひ、世界に羽ばたいていってほしい。そうすることで、皆さんの住んでいる地域や日本のことがもっと好きになります。以上三つの事を考えながら、これからの人生を頑張ってください」とエールを送られました。

平成最後の卒業式、まさに新時代を生き抜いていく卒業生、修了生へ向けての、力強くも温かな言葉が印象的でした。

 

在校生の送る言葉と卒業生代表挨拶

在校生を代表して送る言葉を述べるのは、渋谷原宿校に在籍する山下君

在校生を代表して送る言葉を述べるのは、渋谷原宿校に在籍する山下君です。

「思い返せば、皆さんは私たちが一年生の頃から親しく、分け隔てなく接してくださいました。授業では常に先輩として私たちの前に立ち先導して下さり、学ぶ内容などについて、アドバイスなどをくださることで私たちも理解を深めることができました」と感謝を伝え、「毎日の楽しかった生活を思い出し、みなさんのように後輩の模範となれるよう精進してまいります」と決意を述べました。

そんな在校生の想いに応えるように、卒業生、修了生代表の言葉へと続きます。

代表の言葉を述べるのは、渋谷原宿校の横山さんです。

「今、高校生活を思い起こしてみますと、入学した当初は不安が多く、充実した高校生活を送る自信がありませんでした。しかし、授業やさまざまな行事を経験してゆくにつれて、みんなと力を合わせて何かを達成することがとても素晴らしいことであると学びました」と横山さん。

印象的だった集中スクーリングについて、「一年生のときは、慣れない土地での3泊4日、緊張していたこともあり、友人と何度か意見がぶつかることもありました。しかし、そのたびに先生がそれぞれの話をしっかりと聞いて、私たちが和解できるようサポートをしてくださいました。御宿高校の先生方、担任の先生方の力添えもあり、回数を重ねるごとに徐々に慣れていき、さらに、新しい仲間との絆も生まれました。今となっては、この集中スクーリングが人間関係を築く上での大きな自信につながっていると、実感することができます」と振り返りました。

「私たちの中には、さらに大学に進む者もあり、このまま社会に出る者もおります。どの道に進むにしても、学院で学んだ“できることからはじめようよ”の精神を活かしていきたいと思います。何度話しかけてもいやな顔ひとつせず、いつだって親身に答えてくださった先生方、つらい時も、楽しい時も共に過ごし、支え合った仲間たちには、感謝してもしきれません。三年間多くの迷惑や心配をかけましたが、私たちを信じて受け入れてくださって、本当にありがとうございます」と感謝の気持ちと共に、代表の言葉を結びました。

卒業式・修了式終了後に開かれたのは、お待ちかねの「卒業パーティ」です。思い出のスライドショー上映や、職員たちによるパフォーマンスなどもあり、会場は大いに盛り上がりました。思い出話に花を咲かせたり、記念写真を撮ったり…、たくさんの笑い声に包まれながら、平成30年度の卒業式は無事に終了しました。

 

「中央高等学院」とは

学校法人 中央国際学園 中央国際高校の指定サポートキャンバスである中央高等学院。「できることからはじめようよ!」を合言葉に、不登校や全日制高校のペースになかなかなじめない生徒が3年間で高校卒業できるようサポートする「通信制高校サポートコース」や、高い大学進学実積を誇る「大学入試コース」、高校入学後に安心て登校できるようになるための「中学生コース」などがあり、毎年1,000人以上の卒業生・修了生を輩出しています。

 

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