「学校っぽくない学校」がコンセプト!少人数制でストレスフリーな環境を実現した通信制サポート校・NSA高等学院

愛知県名古屋市のNSA高等学院は、「学校っぽくない学校」をコンセプトとした少人数制の通信制サポート校です。今回、同校の宮田芳彰先生にお話しを伺い、NSA高等学院の特長や学校生活、生徒たちの進路などについて詳しく語っていただきました。

名古屋にある通信制高校サポート校・ NSA高等学院 先生インタビュー

「学校っぽくない学校」とはどんな学校なのか

名古屋市千種区にある通信制高校サポート校・NSA高等学院は、中京高等学校と提携しており、卒業時には中京高等高校 普通科の卒業証書をもらうことができます。「学校っぽくない学校」がコンセプトの校内は、広々としたオープンスぺースにソファが置かれています。机や椅子が並ぶいかにも「教室!」とはまったく異なる開放的な雰囲気の中で、生徒たちはどのような毎日を送っているのでしょうか?

少人数制でのきめ細やかなサポートと「コーチング授業」で大きく成長

―― 他の通信制高校サポート校とは違う、NSA高等学院の一番の特長は何でしょうか?

宮田先生:まずは少人数制ですね。在校生は1学年15名程度、3学年合わせて45名程度となっています。
そして次に「コーチング授業」が挙げられるかと思います。「コーチング授業」では、公認心理師の資格を持つ専門講師の肥後道子先生に来ていただいて、コミュニケーションスキルを身につける授業を行っています。
コミュニケーションスキルは、卒業後に進学するのか就職するのかに関わらず、生きるのに必要な能力です。特に不登校を経験した生徒は、家族以外とコミュニケーションを取っていないことが多ので、コミュニケーションスキルをひとつの武器として身につけて、次のステップに進んでもらいたいと考えています。

――「コーチング授業」はどのような雰囲気で行われているのでしょうか?

宮田先生:生徒はみな、最初は人と話すことに対してものすごく抵抗感があるんですが、進級するごとに楽しみにしてくれてる生徒が多くなってきている印象です。
この授業では、自分に向き合って気持ちを数字のバロメーターで表したり、言語化したりするんです。気持ちを書いて表現するという行為は自分を理解して、心が整理されるので、特に不登校を経験していたり、自分の気持ちを表すことが苦手だという生徒にとって、このコーチング授業はとても重要だと思っています。また、この授業がきっかけで心理学系の学部のある大学に進学したり、コーチングのコーチを職業として選ぶ生徒も多いです。

―― NSA高等学院は少人数制ということもあり、先生方の手厚い対応も強みだと思います。実際にはどういった体制でサポートされているのでしょうか?

宮田先生:NSA高等学院の教師は全員「メンタル心理カウンセラー」の資格を所有していますので、メンタルケアを専門とする肥後先生が対応できない場合でもフォローできる体制が整っています。
僕たちも日常的に生徒とコミュニケーションを取ってふだんの様子を見ているので、ちょっとした変化にも気づきやすいですし、何かあった時、些細なことからでもケアできる環境だと思います。
メンタルが落ち込んでしまっている生徒や、大学進学を目指している生徒など、状況や希望はさまざまなので、先生ごとに得意な分野を担当するなどその場に応じて柔軟な対応が可能です。

―― 発達障害の生徒も積極的に受け入れているのでしょうか?

宮田先生:はい、発達障害のある生徒の支援にも力を入れています。その点もやはり少人数制に特化している強みのひとつだと思いますね。
例えば卒業後の進路などは希望する就職先や作業所など一緒に見学に行き、相談しながら決めることもあります。もちろん保護者とも密に連絡を取っているので、安心して任せていただけると思います。

NSA高等学院で行われている学習方法や登校日数、スクーリングとは

―― 学習方法の特長としてあげられている「テトラシステム」について教えてください。

宮田先生:「テトラシステム」は、①レポート学習、②集中学習Day、③個別質問、④テスト対策Dayの4段階で学習を進めていくというものです。まず自分でプリントなどのレポート学習を進め、それから集中学習Dayでパソコンを使用しながら自分の解いたレポートの解答をチェックするという流れを取っています。もちろんレポート学習を学校で進めてもらっても大丈夫です。
それから集団の中で座って授業を受けるのが難しい、わからない時に質問がしにくいという生徒が多いので、わからないところは個別で対応しています。
そして最後に、テスト対策問題をおこなって本番のテストに備えます。

―― 登校コースについて教えてください。

宮田先生:登校コースは、週1日、週2日、週5日から選べます。一番多いのは、週2日ですね。
例えば不登校を経験したという生徒ですと、最初に週1日の登校から始めて、2年に進級したら週2日、3年に進級したら受験も視野に入れて週5日にという形で、ステップアップできるような流れが理想的だと考えています。
メリハリを付けて自分の時間を持つことは社会に出た後も重要なことだと思うので、NSA高等学院でもそういう経験をしてもらえればと思います。

―― NSA高等学院のスクーリングはどのような内容でしょうか?

宮田先生:スクーリングは宿泊ではなく、すべてこの校舎に登校する形で前期5日間、後期5日間程度で行います。体調不良等の理由で、欠席をした場合は再スクーリングも受けることができます。
NSA高等学院に入学する生徒には、宿泊が心理的な負荷になったり、苦手という生徒が多いので、いつもと同じ環境でスクーリングが行えるのは安心だと思います。

保護者同士で相談できる場「ふぁみさぽ」で不安や悩みを共有!

――「ふぁみさぽ(親の会)」について教えてください。

宮田先生:「ふぁみさぽ」は保護者同士が相談できる場で、どなたでも参加が可能でNSAの生徒の保護者や卒業生はもちろん、お子さんが他の通信制に通っているという保護者の方でも参加できます。
このような保護者同士が交流できる場は他ではあまりないそうで、同じような悩みを持つ保護者同士で不安や悩みを共有したり、相談したりできるのはすごく貴重だという声をいただいてます。NSAの「ふぁみさぽ」は、お母さんだけでなくお父さんも参加されていて、教育に関心が高いご家庭が多いという印象です。ちなみにお母さんがいないところで、お父さんだけで集まっての意見交換や愚痴(笑)を言い合う「親父の会」通称「エアリーの会」というのもあります(笑)。
また「ふぁみさぽ」では、先程の「コーチング授業」を担当している肥後先生から保護者もコーチングを学べます。子どもとの接し方だけでなく、お仕事でも役に立つという感想をいただいてますので、良い相乗効果を生んでいるのではないでしょうか。

―― すごくきめ細やかで丁寧な対応されていることが伝わります。

宮田先生:やはりお家での様子がわからないと、学校でも対応しづらいですよね。ご家庭ともしっかり連携を取って話していくことで、 細かい生徒の成長や変化に気付くことができるので、三位一体でのコミュニケーションを、とても重視しています。

グループ会社のスパゲッティー専門店でアルバイト体験も可能

―― 特長のひとつにアルバイト体験も挙げられるかと思います。こちらについて詳しく教えてください。

宮田先生:生徒たちにとって、アルバイトはしてみたいけど知らない職場でいきなり働くのは非常に勇気が必要です。精神的に負荷もかかってしまうので、なかなか長続きしないことも多いです。
NSA高等学院の生徒は、グループ会社が経営するスパゲティー専門店でアルバイトの体験ができるようなシステムになっています。もちろんきちんと働いてもらうので、時給ももらえます。
生徒のことを知っているスタッフの中で働けるのは安心感があると思いますし、働くことに慣れたら、自分の好きなお店や近所などでいろいろなアルバイトに挑戦できるよう、ステップアップしてもらいたいと思ってます。

学校行事は生徒たちで企画し、実施する

―― 学校行事であるイベントが非常に盛んだと伺いました。どういった意図で実施されているのでしょうか。

宮田先生:はい、イベントはいろいろとやっています。やはりイベントなどをきっかけに友だちができることが多いので、少しでも同世代の仲間や社会と交流を持ってもらい、大人になって高校時代を振り返った時に「楽しかったな」と思えるような充実した時間を過ごしてもらいたいと思っています。

「学校っぽくない学校」がコンセプト!少人数制でストレスフリーな環境を実現した通信制サポート校・NSA高等学院:学校行事は生徒たちで企画し、実施する
どんなイベントにしたいのか、生徒たちで話し合う

イベント自体も、生徒たちのほうからどんなイベントにしたいのか、意見を言ってもらってます。
特に社会見学や修学旅行は自分たちでプランをしっかり立ててもらっていて、これもコミュニケーションスキルを伸ばす指導の一環として行っています。自分の意見が通る時もあれば、当然そうでない時もあるので、そこを調整しながらひとつのプランを決めていくという過程自体がよい勉強になります。
自分達の希望する場所に行けるので、高校生活の中でも特に思い出に残ったという生徒は非常に多いですね。

―― イベントはどのようなものがあるのでしょうか?

「学校っぽくない学校」がコンセプト!少人数制でストレスフリーな環境を実現した通信制サポート校・NSA高等学院:修学旅行の様子
修学旅行の様子

宮田先生:例えばイチゴ狩りとか陶芸教室、登山などです。
普段の雑談の中で「こういうことちょっとやってみたいんだよね」と生徒が発したのを先生方で汲み取り、実現したイベントもけっこうあります。ですので、いつも生徒たちには「やりたいことはなんでも言って!」と言っていますね。
それをきっかけにして経験値を増やすことは、まさに一石二鳥、三鳥にもなるので、自分の意思で何かを決める、自分の意見を言うという機会をなるべく多く作るようにしています。

進学も就職も生徒の希望を聞きながら徹底的にサポート

―― 生徒の卒業後の進路について教えてください。

宮田先生:NSA高等学院では毎年95%以上の生徒が進路を決めて卒業しています。これまでは進学と就職は50:50くらいでしたが、2023年度の卒業生は進学が100%でした。
進学に関しては、総合型選抜(AO入試)も増えていますし、提携校である中京高校の学校長推薦や指定校推薦も使う事ができます。
就職に関して、就職先は主にハローワークで紹介してもらうことが多いです。その際はハローワークに先生も同行して職員さん、本人と、いろいろと相談しながら就職先を決めることもしています。当然、保護者とも状況を共有させていただいて、なるべく生徒の希望を聞きながら進めています。

―― ありがとうございました。

生徒たちのストレスフリーな環境を最優先し、サポート体制やイベントが充実しているNSA高等学院。今回のインタビューでは、少人数制ならではの対応や生徒を成長させる数々の指導内容などを詳しく伺うことができました。NSA高等学院に興味を持った方、もっと詳しく知りたいという方は、ぜひ資料請求やお問い合わせをしてみてください。

NSA高等学院とは

NSA高等学院は、名古屋市千種区にある通信制高校サポート校です。中京高等学校と提携しており、卒業時には中京高等高校 普通科の卒業証書をもらうことができます。「学校っぽくない学校」をコンセプトとしており、1学年15名程度の少人数制によりストレスフリーでコミュニケーションを重視した学習環境を実現。クラスメートと交流できるイベントも数多く行われ、仲間と楽しく充実した高校生活を送ることができます。

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