大好きな音楽で、自分たちの今を思いっきり表現!「鹿島音楽祭」開催
7月15日(土)に鹿島学園主催の音楽イベント「第2回 鹿島音楽祭」が開催されました。会場となった音楽学校メーザー・ハウス高等部(本校:東京都渋谷区)のスタジオは超満員。大盛り上がりの1日になりました。
目次
11組の高校生&講師バンドが演奏「鹿島音楽祭」
「鹿島音楽祭」は、鹿島学園主催の音楽イベントで、音楽学校メーザー・ハウス高等部の協力のもと、ここメーザーキャンパスにて2016年から開催されています。「第2回」である今回は、鹿島学園高等学校の各キャンパスと提携するサポート校の有志たちによる11組のバンドと、鹿島学園高等学校、そして音楽学校メーザー・ハウス高等部それぞれの講師たちによって構成されたバンドが、白熱のステージを繰り広げる音楽イベントです。
オープニングアクトとして、鹿島学園高等学校の講師で構成されたバンド「KASHIMA BOYS&GIRLS」が登場。一気に盛り上がりをみせました。
演奏後、息の上がったまま、あいさつに立ったのはドラム担当の大地先生です。
「去年から始まった鹿島音楽祭。こんなにたくさんの人が来てくださるとは思っていませんでした。ありがとうございます!どうか最後まで楽しんでいってください」
続いてギター&ボーカル担当の服部先生が、
「今から、いろいろな一生懸命(な学生たち)が登場します。去年もそうだったけれど、その一生懸命さに観ていて僕は涙が出てきました。これから長い時間ですけど、絶対みて良かったと思ってもらえると思います。僕の大好きものがいっぱい出てくるので、みなさん一緒に楽しんでください。よろしくお願いします」
とあいさつ。5時間に及んだ鹿島音楽祭は、にぎやかに開幕しました。
実力派、個性派、さまざまなバンドが集結
トップバッターは、所沢キャンパス有志によるガールズバンド「TKG(とこが~るず)」です。1年生を中心に結成されてまだ2カ月しかたっていないということでかなり緊張気味でしたが、温かい拍手に迎えられ、精一杯演奏しました。
キーボードとボーカルを担当したMさんは、
「鹿島学園は、通信制高校なので、学校に通う日数が少ないし、友達もできないイメージがあって、みんなでバンドできると思っていなかったけれど、バンド活動ができて嬉しいです。練習も本番も楽しかった。自分としてはうまく演奏できたと思います」
ギターを担当したKさんは、
「自分以外は全員1年生で、先輩だからがんばらなきゃ」というプレッシャーがあった。先輩なのに下手でどうしようと最初は不安だったけれど、みんなでおそろいのバッジをつけて、そのバッチを見ながら演奏した。バッジに助けられました」
と感想を語ってくれました。
続いて登場したのは、11名編成のバンド「のくてぃ~」。昨年の音楽祭にも参加したメンバーが一部卒業したものの、音楽をやりたいという新しいメンバーが加わって、バントを結成しました。大所帯バンドのためセッティングに時間がかかりましたが、個性豊かなおしゃべりで場をつないだムードメーカー・Nさんは、
「前説をやるようにと先生に言われていたので、夜寝る前に一人で何を話そうかとか練習したんですけど、緊張して全部忘れてしまいました。でも歌はノーミスでいけたと思います」
と演奏の完成度の高さに満足した様子。
ボーカルのEさんは、「リハーサルではできたのに、本番では失敗してしまった。でも楽しかった」と笑顔でした。
川越キャンパスの「おにぎり」は、「練習してきた中で一番良くできた」と語りました。いろいろな具材があるおにぎりのように、個々の個性を大切にしたいという思いが込められたバンド名と、ほんわかとした歌声が印象的。
国立芸能キャンパスの「ジャスティス」。2曲演奏したうちの1曲は、男性のツインボーカルでしっとりと聴かせました。
草加キャンパスの「Life will Change」は、男性だけの3ピースバンド。4曲のうち1曲はオリジナルと実力を見せつけました。
6月9日、ロックの日に結成された男女混合6人組「Palette」は、志木キャンパスの軽音サークル。音楽を楽しんでいるというフレッシュな気持ちが伝わってきました。
調布キャンパスの軽音部「ねむたい森のもなか」は、メンバーがボーカルや楽器などの担当をかえながら演奏するという多才さです。
毎日が音楽漬けの音楽学校メーザー・ハウス高等部の生徒たちで結成された「i face」。演奏後、反省点が多かったというメンバーに感想を聞きました。
「他のキャンパスの人たちの演奏が聞けて、楽しかった。さまざまな楽器を演奏できる人も多くて、すごいなと思いました」(ベース担当・Tさん)
「ステージに立つと音がうまく聞こえなくて、失敗したなと。自分としては50点くらいでしたが、ライブはとても楽しかったです」(ボーカル担当・Tさん)
学生たちによる手作りの音楽祭は大成功
鹿島音楽祭は、音楽学校メーザー・ハウス高等部の生徒たちが中心になり、開催の準備を進めてきました。生徒だけでなく、保護者のみなさんやお友達といった多くの参加者が集まるイベントがスムーズに進行されるよう、練習の時間を削って準備を進めてきました。
こうした生徒たちの頑張りに、講師の先生方から感謝の言葉が述べられ、最後は全員で拍手を送り合い、音楽祭は終了しました。
こうしたイベントは、所属するキャンパスに関係なく、参加者同士の親睦を深める場になっただけでなく、日頃の授業とはまた違う経験を積める学びの場にもなったようです。
参加者が自由に書き入れることができる寄せ書きを見れば、今回の鹿島音楽祭が大成功に終わったこと、参加者全員が思いっきり楽しめたことが十分に伝わってきました。
鹿島学園高等学校 通信制課程とは
「音楽学校メーザー・ハウス高等部」とは
音楽学校メーザー・ハウス高等部は、ボーカルやシンガーソングライター、ギター、ベース、ドラム、パーカッションなどの楽器、さらに作詞、DTM作曲まで幅広い実技を基礎からしっかり学ぶことができます。スタジオ設備を無料で開放し、すぐに練習できる環境を整えながら、少人数制のレッスンや、校内にあるライブハウスで定期的にライブイベントを開催しながら実践を重ね、プロになるための実力を育てていきます。
また学習面は鹿島学園高等学校がサポート。レポートの作成や単位認定テスト、スクーリングを受けながら、全日制と同等の卒業資格を得ることができます。音楽カリキュラムに特化した履修科目が充実、そして自身の“好き”を伸ばすことができる学校です。