「オルタナティブスクール」とはどんな学校?メリット・デメリットも解説
将棋棋士の藤井聡太さんも通っていたことで知られる「オルタナティブスクール」。聞いたことはあるけれど、実際にどんな学校なのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。このページでは「オルタナティブスクール」の特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。
目次
今増えている「オルタナティブスクール」とは?
オルタナティブスクールとは、アメリカやヨーロッパの哲学的思想をベースに発展した「オルタナティブ教育」を施す学校の総称です。「オルタナティブ(alternative)」は直訳すると、「取って代わるもの、代替手段」という意味。公教育とは異なり、学校それぞれの理念や教育法によって運営されているのが特徴で、公立や私立に代わる“新たな選択肢”として注目を集めています。
オルタナティブ教育とは?
将棋棋士の藤井聡太さんや、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も受けていたオルタナティブ教育。オルタナティブ教育とは、子どもの主体性を重んじ、一人ひとりの個性を尊重した学習のこと。大人が子どもに“教える”のではなく、子どもを“支援”するスタッフとして関わるのが特徴で、文部科学省の規定にとらわれない独自の教育が行なわれています。日本でも認知度の高い「モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」なども、オルタナティブ教育に含まれます。
フリースクールとはどう違う?
フリースクールは、「不登校の子どもが通う」というイメージが強く、ややネガティブな印象がありますよね。しかし、オルタナティブスクールの場合は必ずしもそうとは限りません。「子どもの自主性を大切にしたい」「学校の教育方針に魅力を感じた」など、ポジティブな動機に基づいてオルタナティブスクールを選択するケースもたくさんあります。
オルタナティブスクールのメリット・デメリット
オルタナティブスクールのメリット
【1】子どもの自主性を尊重できる
学習プランをはじめ、生活のルール・行事なども子どもと大人が話し合いながら一緒に決めていきます。子どもが自ら考えることで、自主性や主体性を育みます。
【2】子どもの個性を伸ばすことができる
オルタナティブスクールでは、文部省で定められたカリキュラムは行いません。子どもの得意なことや、好きなことに重点を置き、一人一人に合わせた学習を行うため、個性を伸ばすことができます。
【3】体験型の学習が多い
農業や絵画、料理、楽器、実験、工作など、興味のあるテーマに関する体験型学習を積極的に実施しています。教育内容を柔軟に変更できる、オルタナティブスクールならではの強みと言えるでしょう。
【4】少人数制&異年齢交流がさかん
年齢の異なる子ども同士の交流もさかんなため、コミュニケーション力を養えます。また少人数制を取り入れている学校が多く、一般的な学校に馴染めない児童生徒でも過ごしやすい環境が整っています。
オルタナティブスクールのデメリット
【1】学校の数が少ない
公立や私立の学校に比べて、圧倒的に数が少ないのが現状です。オルタナティブスクールに興味があっても、通学可能な地域に学校がなくて通えないというケースも多いようです。
【2】卒業資格が得られないケースがある
ほとんどのオルタナティブスクールが無認可で運営されているため、出席扱いにならないケースがあります。法的に出席を認めてもらうには、私立校として認可を受けているオルタナティブスクールに通うか、在籍校(本来通うべき地元の学校)と連携し校長の認定を得る必要があります。
【3】学費が高い
国からの補助が少ないため、一般的に公立学校よりも学費が高い傾向にあります。私立校と同程度、またはそれ以上の学費がかかる学校が多いようです。
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日本ではまだまだ一般的ではないオルタナティブスクール。しかし、その数は着実に増えつつあり、新たな学校の選択肢として注目を集めています。
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