通信制高校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校などの運営元が、不登校生徒のやる気を引き出すヒューマンアカデミーフリースクールを2024年7月に開校
通信制高校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校や総合学園ヒューマンアカデミーの運営など、教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社(本社:東京都新宿区)が、不登校児童の増加の問題に取り組むため、ヒューマンアカデミーフリースクールを2024年7月に開校します。
総合学園ヒューマンアカデミーと連携し新たな教育の場を提供
文部科学省が公表した令和4年度の調査結果によると、不登校児童生徒数は約29万9千人と、前年度から5万4千人が増加し、過去最多となりました。そのうち中学生は19万3936人で、前年度から約3万494人増加し、中学生全体の6%にあたる生徒が不登校となっていることを示しています。
参照:令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた緊急対策等について(通知)
中学生は、進路選択や人間関係など、さまざまな悩みを抱えやすい時期で、不登校問題は単一の対策では解決できない複雑なものであり、多方面からのアプローチが必要です。そこで、全国約2万7千人が通うSTEAM教育を行う児童教育と子どもたちのなりたい職業教育を行う全日制教育部門の総合学園ヒューマンアカデミーが持つノウハウと連携した形で新たな教育の場を提供することになりました。
オンラインとリアル通学を併用した週3日制を採用
このフリースクールでは、オンラインとリアル通学を併用した週3日制の教育モデルを採用。
不登校の原因として挙げられる「無気力・不安」を解消し、安心して学ぶことができます。リモートでも学習ができるため、通学が難しい生徒も自分のペースで学習を進めながら徐々に通学日数を増やしていくことが可能です。
また、中学校の基礎学習に加え、「なりたい自分」を見つけるための幅広い学びを提供します。全日制専門教育機関の総合学園ヒューマンアカデミーとの連携で、早期専門教育・職業体感、自然とのふれあいやグループワークを通じて、本人のやる気・興味・関心を引き出すカリキュラムを実施。加えて、学習や活動実績の記録を取得できるプログラムを採用しているため、生徒自身が中学校卒業後の進路として全日制高校への進学を希望した場合に「出席認定」も在籍中学校との連携を通じてサポートします。
このフリースクールでは、不登校生徒に対して、自分自身の将来に希望を持ち、安心して学べる場を提供する新しい形の教育事業です。さらに、ケアストレスカウンセラー資格保持者や特別専門講師が在籍し、クラス定員を15名と定め少人数でのサポートを行うため、きめ細かなサポートが可能となっています。
ヒューマンアカデミーフリースクール 概要
入会時期:7月、10月、1月、4月(年4回)
対象 : 小学校6年生~中学校3年生
価格 : 月額制
通学日数 : 週3回(オンラインと通学のハイブリット学習)
定員 :各校舎15名まで
校舎 :全国13校舎(札幌、仙台、大宮、秋葉原、高田馬場、横浜、名古屋、京都、大阪心斎橋、神戸三宮、広島、福岡、那覇)