代々木高等学校が、望まない孤独・夜の居場所事業「代々木ポケット」を開設

今年30周年を迎える学校法人代々木学園代々木高等学校では、記念事業として代々木高校東京校において「望まない孤独・夜の居場所事業」に取り組んでいます。

1 中高生世代の「夜の居場所」作りを目指して
2 子供たちが安心して過ごせる夜の居場所「代々木ポケット」

中高生世代の「夜の居場所」作りを目指して

学校法人代々木学園代々木高等学校は、1993年「窓際のトットちゃん」に出てくる学校を目指して設立されたオルタナティブスクールを母体にした広域制の通信制高校です。
今年30周年を迎えるにあたり、記念事業として代々木高校東京校において「望まない孤独・夜の居場所事業」に取り組んでいます。

望まない孤独・夜の居場所事業は、様々な理由により家庭や学校に安らぎの場を見いだせない子供たちのために休眠預金口座を活用し「代々木ポケット」と称した居場所を提供する事業です。

子供たちが安心して過ごせる夜の居場所「代々木ポケット」

代々木高校東京校は、地理的に新宿、原宿、渋谷に隣接しており、東横キッズなどと称され社会現象にもなっている子どもたちが無秩序な夜の徘徊行動から脱するため、また自分自身を見つめ直すための居場所として是非活用してほしいと考えています。

繁華街で無為な時間を過ごしている過程で、裏社会からの勧誘や闇の中に巻き込まれていく子供たちがいることは周知の通りです。「代々木ポケット」は、こういったことを防ぐための【安心安全な夜の居場所】です。
「代々木ポケット」では、軽食の提供やゲーム・漫画・学習環境も備えられており、本人の様子を見ながら、また本人の希望により、悩みごとの相談やキャリアカウンセリングなども随時実施していきます。

望まない孤独・夜の居場所事業では、弁護士や精神科医と顧問契約を結んでいるほか、キャリアカウンセラーや臨床心理士などのスタッフも配置しており、各関係機関と連携を取りながら運営しています。

立ち直るキッカケを無くしつつある子供たちが、話せる誰かを見つけ相談できる「自分の居場所」として活かしてもらいたいと心より願っています。
「代々木ポケット」では、黙って寄り添い頼りになる話の分かるスタッフが必ず見つかります。

※望まない孤独・夜の居場所事業は、「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」に基づいた事業です。現在、渋谷区子どもテーブルや社会福祉協議会とも連携して行っています。