ルネサンス高校、2016年度(平成28年度)卒業式
2月26日(日)、東京・銀座ブロッサムにて通信制高校のルネサンス高校(本校:茨城県大子町)の卒業証書授与式が行われました。ルネサンス高校・ルネサンス豊田高校・ルネサンス大阪高校合わせて、1350人の生徒さんが卒業します。
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ルネサンス高校の台野郁朗校長から10のメッセージ
式典では2016年4月に校長に就任した台野郁朗校長からの祝辞のほか、優秀生徒への表彰などが行なわれました。
優秀生徒の特別賞に選ばれたのは畑岡奈紗さん。11歳からゴルフを始めた畑岡奈紗さんは、ルネサンス高校在学中の2016年10月、「日本女子オープン」でメジャー初優勝し、同大会の最年少優勝記録を更新しました。さらに大会直後の10月10日にプロ転向を表明、現役高校生プロゴルファーになりました。その後も米国女子ツアーファイナルQTに参戦し、日本人選手史上最年少の17歳で2017年度米国女子ツアー出場権を獲得するなど、快進撃を続けています。
台野郁朗校長は祝辞の中で、これからも大切にしてほしいこととして10個の項目をあげられていました。
- 目標を持つこと
- 今やってることを一生懸命やること
- 失敗、チャレンジをすることを恐れないこと
- 自分の頭で考え行動すること
- 謙虚な姿勢を忘れないこと
- 我慢するのは必要ですが決してしすぎないこと
- 感謝すること
- 目上の人を敬うこと
- 「自分の人生はきっとうまくいく」と思うこと
- ルネサンス高の卒業生であることを忘れず、つらい時や誰かに話がしたくなった時には学校を頼ること
台野校長は、「人生は100人いれば100通りのドラマがあります。みなさんは、入学前はどちらかといえば失敗や辛い経験をしてきている人が多いと思いますが、今は、ルネサンス高校の卒業生として未来の切符を手に入れました。スクーリングやレポート提出をやりとげ、自分自身に誇りと自信をもって次のステップに進んで欲しい」と卒業生にエールを送りました。
卒業生「自分の自由に使える時間が多いのが、通信制高校の魅力です」
卒業証書授与式に先立ち、卒業生にインタビューを行ない、学校生活の思い出などを聞きました。
通信制コース Tさん
「高校2年生に上がる時に全日制高校から転校してきました。以前いた高校は、授業中にほかの生徒が騒いでいたりして、授業を受けるような雰囲気ではなく、それがいやでやめてしまいました。転校先を探している時に、友だちの紹介でこの学校を知り、学校見学に行くことになりました。その時に先生と話したりして、フレンドリーな雰囲気が自分にあってると思い、ルネサンス高校に入学を決めました。
入学後は友だちができるのかとか不安もありましたが、後輩の子と仲良くなって、趣味の話をしたり、プライベートでも遊びに行ったりお互いの家に泊まりに行ったりという関係ができたことがいちばんの思い出です。
卒業後は1〜2年アルバイトでお金を貯めてから、そのお金で調理師の専門学校に行こうと思っています。料理が好きなので、調理師の道に進みたいと思っています」
通学コース Yさん
「高校1年生の10月に転校してきました。最初は通信制コースでしたが、3年生の4月から通学コースに変えました。文化祭の時に出し物で焼き鳥屋さんをやって、お客さんもたくさん来て盛り上がりったことが、いちばんの思い出です。通信制高校は、自分の自由に使える時間が多い点が良いと思います。卒業後は、推薦で大学への進学が決まったので、経済の勉強をします」
芸能コース Iさん
「あまり学校が好きでなく、中学生の時に不登校だった時期もあったので、高校には行かないつもりでいました。でも、母が高校だけは出て欲しいということでこの高校を探してきてくれました。入学前には、通信制高校って学校に行かず家で勉強しているイメージを持っていましたが、この学校はイベントも多く、そのイベントで友だちもできました。入学直後は、レポート提出とか自主的にやらないといけないことのリズムがうまくつかめませんでしたが、だんだんなれて出来るようになりました。卒業後は、アメリカにいる親戚の家にホームステイしながら語学留学をします。その後は、うまく行けばそのままアメリカの大学に進みたいと思っています」