2022年度最新版!大学入試「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の違いを解説

2021年度から大学入試の仕組みが大きく変わりました。従来のAO入試は「総合型選抜」、推薦入試は「学校推薦型選抜」、一般入試は「一般選抜」と呼ばれるように。この記事では、それぞれの選抜方法の特徴や違いについて解説しています。

2022年度最新版!大学入試「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の違いを解説

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」とは?

大学入試改革に伴い、2021年度から名称変更!

2021年度から始まった大学入試改革。大学入試センター試験が「大学入学共通テスト」に変わるなど、大きな変化がありましたね。それに伴い、大学入試の試験方法の名称も以下のように変更になりました。

AO入試 ⇒ 総合型選抜
推薦入試 ⇒ 学校推薦型選抜
一般入試 ⇒ 一般選抜

「総合型選抜」とは?

「総合型選抜」とは、大学が求める学生像(アドミッションポリシー)に合致する人物を選抜する推薦入試制度のこと。近年では、私立大学の8割以上がこの「総合型選抜」を実施しています。これまでのAO入試と大きな違いはありませんが、国公立大学では共通テストを課す大学が増加傾向にあるなど、学力を考慮するケースも増えています。

※アドミッションポリシーとは?※
アドミッションポリシーの中身は大学や学部によってさまざまです。「どんな力をもっていてほしいか」や、志望分野に関連する特定のスキル(資格や語学検定のスコアなど)を求められることもあります。なかには、抽象的な言葉で書かれていて「どんな人物像なのかよくわらからない…」ということも。高校の先生に相談したり、オープンキャンパスなどで大学の先生に直接質問してみるのもいいかもしれません。

「学校推薦型選抜」とは?

学校の成績、部活、生徒会、ボランティア活動などの実績を、高校の校長から大学側に推薦してもらう推薦入試制度のこと。「総合型選抜」とは違い、高校の推薦書が必要になります。「学校推薦型選抜」には、大きく分けて「公募制」と「指定校制」の2タイプがあります。

  • 公募制…大学の出願条件をクリアし、高校の推薦書があれば受験できる。
  • 指定校制…大学に指定された高校の生徒だけが対象。そのうえで大学の出願条件をクリアし、高校の推薦書があれば受験できる。

「一般選抜」とは?

「一般選抜」は、大学入試の選考方法の中で最も募集定員が多くスタンダードなものです。国公立大学は「前期・中期・後期」に分けて行われ、私立大学の場合は大学が独自に実施する入試や共通テスト利用入試などがこの「一般選抜」にあたります。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の違いを見てみよう

学力重視?人物重視?実績重視?

「一般選抜」はご存知の通り、学力試験の一発勝負で合否が決まります。
「総合型選抜」は面接や小論文、ディスカッションやプレゼンテーションなどの人物評価が中心。
「学校推薦型選抜」も書類選考、小論文、面接が主体となりますが、高校の推薦が必要になるため、高校での成績・実績も重要視されます。

出願制限の有無

「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」の場合は基本的に専願での出願となります。ただし近年は他大学との併願が可能な大学も増えてきているため、志望校の募集要項を確認しておきましょう。
「一般選抜」の場合は、複数の大学や学科を併願することができます。

試験日程

「総合型選抜」では、9月ごろから出願がスタートし、年明けにかけて合否が発表されます。
「学校推薦型選抜」の出願のピークは10月から11月ごろ。年末にかけて合否が発表され、「総合型選抜」よりも受験期間が比較的短いのが特徴です。(「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」で共通テストを課す場合は、合格発表は共通テストの後になります。)
「一般選抜」は共通テストが終わった後の1月下旬から3月中旬にかけて行われます。

 総合型選抜学校推薦型選抜一般選抜
合否の判断基準面接や小論文など面接や小論文に加え、高校の成績や実績学力試験
出願制限の有無専願の場合がほとんど専願が基本併願可
試験日程9月頃~年明け頃10月頃~年末1月~3月中旬

まとめ

いかがでしたか?大学入試には大きく分けて「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「一般選抜」の3つの方法があります。それぞれの特徴や違いを見ながら、自分の実力を発揮できる入試はどのタイプなのか考えてみましょう。

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