通信制高校やサポート校の学費はいくらかかるの?

通信制高校に進学したいけど、学費はどのくらいかかるのでしょうか?通信制高校には公立から私立まで非常に学費に差があり、また、スクーリング等に学費が別途かかることもあります。今回は現実的に入学を考えるにあたって大事な点になってくる学費のお話をします。

通信制高校やサポート校の学費はいくらかかるの?

通信制高校でかかる学費のいろいろ

通信制高校ではどのような学費がかかってくるのでしょうか。学校によって呼び方や分け方などが違ってはきますが、大まかに以下のような学費がかかってくると考えて良いと思います。

  • 入学金
    入学時のみ発生します。
  • 検定料
    いわゆる受験料です。入学時に発生する学校もあります。
  • 施設設備費
    学校の設備を使用するのにかかる費用です。普段通わない場合でも、試験などで多少通学することがあるため、発生する場合がほとんどです。
  • 教材費
    教科書やプリントなどをはじめとする教材費は一定の額が定められている場合が多いです。
  • 単位認定料
    1単位ずつ単位を認定するための学費がかかってきます。
  • 学習指導料(授業料)
    普段の通学でのレポート添削・個別指導に対する学費です。
  • スクーリング実費
    宿泊型の場合には宿泊費や食費なども含めた金額、通学型の場合には課外活動の費用や博物館等の入場料など。実費ではなく一定の額が定められている場合もあります。
    ※スクーリングについてはこちらの記事(通信制高校で必須のスクーリングとは?)を参考にしてください。
  • 制服代(希望者)
    通信制高校の場合は、制服があっても着用は自由な場合が多いです。希望者に発生する費用もあります。

 

通信制高校高校3年間で学費はいくらかかるの?

通信制高校高校3年間でかかる学費は?

では、3年間でどれだけの学費がかかるのでしょうか。

まず、通信制高校にも公立と私立があります。設立母体によってかなり大きく学費が変わってくるので、まずはその2つを分けて見ていきましょう。

 

公立の高校では、平成26年度入学者から授業料無償制度が廃止される代わりに、私立高等学校等と同様の就学支援金制度を利用できるようになりました。施設費やスクーリングにかかる実費などで高くても月に1〜2万円程度になります。

公立通信制高校A高校

入学金 500円
授業料 336円×単位履修数(だいたい1年間で24単位)
教材費 10,000円
施設費 10,000円
教務管理費 20,000円
学習指導料 100,000円
─────────────
計 148,564円(1年間)

 

次に、私立の通信制高校では以下のような金額感になります。私立高校に対しても、世帯収入によっては国から補助金(後述する就学支援金)が出るので、以下のように授業料の部分に関しては幅が出てきます。


一ヶ月  20,000円〜100,000円
一年間 240,000円〜1200,000円
三年間 720,000円〜3600,000円

 

この学費の内訳を見ていきましょう。当然学校によって大きく違ってはきますが、ここでは一例を見てみることにしましょう。

通信制高校

有志国際高等学校 入学金 \30,000
授業料(1単位¥9,000×24単位) \216,000
施設備費(年) \10,000
日本スポーツ振興センター加入金(年) \250
視聴覚授業料(年) \30,000
合計 \286,250
飛鳥未来高等学校 入学金 \10,000
授業料(1単位 \8,000×24単位) \192,000
教材費 \30,000
施設費 \60,000
諸経費 \40,000
補習費(ベーシックコース) \100,000
合計 \432,000

※学費はコースやキャンパスによって異なります。

 

サポート校

BLEA女子高等部 入学金 \100,000
教材費 \73,000
行事関係費 \95,000
受講料 \1,024,000
通信制高校学費 \180,000
合計 \1,472,000
音楽学校メーザー・ハウス高等部 入学金 \100,000
施設費 \55,000
授業料 \695,000
通信制高校学費 \126,800
合計 \976,800

 

通信制高校やサポート校の場合、ほとんど通わない在宅型から、毎日通う全日制とあまり変わらないようスタイルの高校まで様々なので大きく金額は変わってきます。場合によっては私立大学と同じくらいの学費がかかる高校もあります。通常は通う日数によって金額が変わってくる通信制高校が多いですが、何日通っても金額が同じという高校もあります。高校によって大きく違ってくる部分になるので、よく入学前に確認しておきましょう。

また、私立高校の場合、学校法人が設立している高校か、株式会社が設立している高校かも確認したほうが良いでしょう。傾向としては学校法人のほうが学費は安めだと言われています。

 

ここまで読んで、安い公立がいいな…と思われた方もいらっしゃるかと思います。レポート作成や登校についてのサポートは特にいらないので、自分一人でしっかりやっていける自信がある!という人には公立の通信制高校も選択肢に入れると良いでしょう。

私立の通信制高校やサポート校を選ぶメリットというのはなんでしょうか。

やはり一番は、公立高校に比べて、私立の通信制高校やサポート校はしっかりレポートを提出したり、必要なスクーリングに出席できるようなサポートを行うため、卒業率は高くなっています。公立の通信制高校の3年間での卒業率が2割程度しかないのに比べて、私立の通信制高校のなかには7割以上の卒業率を誇っているところもあります。また、高校で大学進路指導などの進路対策もしてもらえるのであれば、塾や予備校の学費も学費の中に含まれていると考えても良いでしょう。別途それらの学校に通うよりも効率的かもしれません。

また、ファッションや美容などの専門コースは、実技を伴ったり、専門学校を借りて行ったり、専門の講師に教わったりするため、教材費や設備費などは通常よりは高めになっていることもあります。

専門コースについてはこちらの記事(専門の資格も取れる!ユニークな授業やコースが特長な通信制高校)を参考にしてください。

 

ちなみに、全日制高校の学費はどのくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

全日制高校でも、公立と私立では大きく学費は変わってきます。

公立の全日制高校では平均年間230,837円、私立の全日制高校では平均年間722,212円というデータが出ています。(平成24年度文部科学省調査「子供の学習費調査」より)

これを見ると、おおまかではありますが、「公立の通信制高校」「私立の通信制高校の中で特に安い高校」「完全自宅制などほとんど通わない高校」がおおむね公立の全日制高校くらいの学費、「その他の一般的な私立通信制高校」はおおむね私立の全日制高校と同じくらいの学費というイメージを持っても良いかもしれません。

 

学費の補助が受けられる就学支援金

就学支援金制度とは、国から高校生に対して授業料を補助してくれる制度のことで、2010年から実施されています。受給するには世帯収入の条件などがありますが、これに当てはまれば全日制高校でも通信制高校でも、私立高校でも公立高校でも一定の額を使用することができます(サポート校では不可)。

世帯年収の分かる課税証明書などを学校に提出することによって申請することができます。私立の通信制高校でも多くの生徒がこの制度を利用しています。具体的には1単位あたりの単位認定料(学校により、6000円から数万円程度)に対して4812円が国から支給されるため、私立の通信制高校であっても、実質的には2000円程度で単位認定が受けられる高校もあります。

特に世帯収入が低めの場合には私立高校でも授業料が全額免除になることもあります。この場合は通信制高校においては単位認定料が無料ということになります。就学支援金を利用できるかどうか、そして利用した上で実質的な単位認定料がいくらくらいになるのか、そこまで確認しておけたらベストですね。

就学支援金については、こちらの記事(就学支援金や奨学給付金を利用して高校進学を目指そう)でも詳しく解説しています。

 

まとめ

このページでは実際に通信制高校を検討するときに大事になってくるお金の話をしました。ぜひ一度保護者の方と一緒にこのページを読んでみてくださいね。

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