語学教育や留学に力を入れている通信制高校・サポート校

英語が小学校の必修科目になるなど、グローバルな人材の早期育成が叫ばれる今、海外留学を単位として認めたり、海外の大学へ進学できる通信制高校も増えています。このページでは、語学教育や留学に力を入れている通信制高校について紹介していきます。

語学教育や留学に力を入れている通信制高校・サポート校

語学力のある、グローバルな人材が求められている

「爆買い」が流行語になるなど、日本を訪れる外国人観光客についてのニュースはテレビやネットでもよく目にしますね。日本政府観光局(JNTO)によれば、2015年の訪日外国人の数はおよそ1974万人にものぼり、過去最高を記録しました。2020年の東京オリンピック開催に向けても、“外国語が話せる人材”のニーズは高まっています。長引く不況から、国内市場に見切りをつけ海外での成長を目指す日本企業も増加しており、「グローバル人材」の需要はますます拡大するばかりです。

〔日本企業の海外進出数〕

2001年 2012年
アジア 6,345社 15,234社
北 米 2,596社 3,216社
欧 州 2,147社 2,834社
中南米 738社 1,205社

(出典)経済産業省「海外事業活動基本調査」

 

2013年6月に閣議決定された「第2期教育振興基本計画」(文部科学省)では、グローバル人材育成の取り組み強化のために、2020年までに日本人の海外留学者数を増加させること(高校生は3万人→6万人)を目標に掲げています。また、留学生の経済的負担を軽減するための新たな仕組みづくりにも取り組むとしており、日本全体が「グローバル人材」を求め、国ぐるみでその育成に乗り出しているということがわかりますね。

 

高校時代に留学するメリット・デメリット

高校生が海外へ留学するメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
具体的に見てみましょう。

【メリット】

  • 語学力が身につく
  • グローバルな視野が身につく
  • コミュニケーション能力をのばせる
  • AO入試や自己推薦入試のアピールポイントになる
  • 高いTOEICスコアで大学入試や就職活動を有利にすすめることができる

最大のメリットは、現地の生きた外国語にふれることで、より実践的な語学力を学べることでしょう。日本語が通じませんから、相手とコミュニケーションを取ろうとする力も養えますし、異なる文化の中に身を置くことで国際的な視点を育むこともできます。

さらに、大学入試の際にプラスになることも。AO入試や自己推薦入試では、面接の際に海外での経験が大きなアピールポイントになります。自己推薦要件として、英検やTOEICなどの英語資格を必須としている大学も多くあります。

また、2010年に楽天やファーストリテイリングが社内で英語を公用語化したことを皮切りに、就職活動時にもTOEICスコアが重視されるようになってきました。有名企業であれば、新卒の採用基準は600~700点以上とも言われており、英語力は大きな強みになります。

留学経験は自分の未来を切り拓く、大きな足がかりとなってくれるのです。

【デメリット】

  • 多額の費用がかかる
  • 高校によっては、休学しなくてはならない場合がある
  • 帰国後、高校の勉強についていけないことも
  • トラブルや犯罪に巻き込まれるリスクがある

高校留学の費用は決して安くはありません。例えばカナダの場合、授業料だけでも年間100~150万円かかるとされています。それ以外に生活費や教材費を考えると、国によっても異なりますが、1年間の留学でだいたい200万~350万円ほどの費用を負担しなくてはなりません。

また、注意しなくてはならないのが留学中の在学校での扱いについて。「留学扱い」の場合は、留学先での履修単位が認められ、帰国時に同級生と同じように進級することができますが、「休学扱い」になると、出発時の学年からやり直すことになってしまいます。この認定については、「学校教育法施行規則第93条第2項」の中で各学校の校長が行うと定められています。中には「留学扱い」自体を認めていない高校もあるので、事前に確認しておきましょう。

仮に留学扱いで1年間海外の高校へ通ったとして、次に立ちはだかるのが“勉強の遅れ”です。日本と海外では授業内容も違いますから、帰国後にそのブランクを埋める勉強が必要になるのです。

最後に忘れてはならないのが、犯罪に巻き込まれるリスクです。海外は日本のように治安が良い国ばかりではありません。好奇心旺盛な高校生にとって、親元を離れた海外での生活は誘惑も多いはず。不要なトラブルに巻き込まれないよう注意が必要です。

 

留学するなら通信制高校がオススメな理由

では通信制高校の場合はどうでしょうか。実は、通信制高校に在籍しながらの海外留学には、通信制ならではの特徴を生かした大きなメリットがあるのです。

  • 海外留学が単位として認められる場合が多い
  • 登校日が少なく個人学習が可能なため、留学先でも勉強が進められる
  • 海外にサポート校を置いている学校もある

通信制高校では、留学先での履修を年間36単位まで認めています。つまり、卒業に必要な74単位のうちのおよそ半分を、海外留学で得ることができるのです。

また、通信制高校はインターネットがあれば海外でも授業を受けることができますし、少ない登校日で単位が取得できますから、留学しながら高校の勉強を同時に進めることも難しくありません。もし学校に留学制度がないという場合でも、個人で留学しながら卒業を目指すことが可能なのです。

なかには海外に提携サポート校を置いている学校もあり、留学中のレポート提出や試験など、高校の勉強もしっかりとサポートしてくれます。

 

語学教育や留学に力を入れている通信制高校・サポート校一覧

 

ルネサンス高等学校

「海外留学コース」では語学留学の他に、バレエや音楽などの芸術留学、テニスやゴルフなどのスポーツ留学など、さまざまな分野での留学が可能です。

老舗のエージェント「留学ジャーナル」と提携しており、準備段階から帰国後まできめ細かくサポートしてくれます。午前中は語学、午後は専門分野のレッスンなど、エージェントに相談しながら自分なりのカリキュラムを組むことも可能です。

ルネサンス高等学校ではスクーリングは年約3回、テストは年1回と、登校日が必要最小限に抑えられているため、長期留学しやすい環境なのもポイントです。

〔主な留学先〕アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランド・フランス・イタリア・ドイツ・スペイン・マルタ・中国・台湾

 早慶上智やICUも…ルネサンス高校の大学進学実積

 

鹿島学園高等学校

学校法人鹿島学園 鹿島学園高等学校「海外留学コース」は1週間の短期留学から、現地の高校を卒業する長期コースまでプランもさまざま。アメリカやイギリス、カナダなど多数の候補地から留学先を選ぶことができます。なかでも最も充実しているのがアメリカ留学。「一般集中英語コース」「高校卒業資格取得コース」「大学進学コース」から選べ、メリルハースト大学内にある附属の英語学校で学ぶことができます。また、一定の要件を満たせば無試験でメリルハースト大学へ進学することも可能。

現地での出迎えサービスや、通学路に慣れるまでの往復送迎、保護者への定期的な報告など、日本人カウンセラーによる手厚いサポートも魅力です。

〔主な留学先〕アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・フィジー・マレーシア・フィリピン

 鹿島学園高等学校について詳しくはこちら

 

クラーク記念国際高等学校

「オーストラリアプログラム」は、英語のレベルを問わず誰でも参加できるのが特長で、留学期間は3週間~最長27カ月です。長期留学の場合でも、パソコンによる課題提出と、一時帰国でのスクーリング、定期考査を受ければ、3年で高校を卒業することができます。現地に同校の日本人教員が常駐しているのも安心ポイントですね。

TAFE(公立職業訓練学校)と連携したケアンズキャンパスでは、スポーツや音楽、デザインなど、興味のある分野を英語で体験することができます。スプリングフィールドにあるオーストラリアキャンパスは、主に英語力を伸ばすカリキュラムが中心。1クラス18名以下の少人数制で、自分の英語レベルに合った授業を受けられます。

〔主な留学先〕オーストラリア

 

ヒューマンキャンパス高等学校

英語と韓国語を専門的に学ぶ2つの語学コースがあります。英語コースはネイティブ講師による少人数クラス制。高校科目の英語に加え、より実践的な英会話や英語圏の文化を学ぶことができます。また、提携教育機関であるヒューマン国際大学機構と連携し、世界100校以上の提携大学への進学も可能です。

韓国語コースでは、ハングルの読み書き、会話などを、初心者向けに一から学ぶことができます。日本語学校に通う韓国人の生徒と交流することでより実践的な韓国語をマスターできるほか、韓国語能力試験やハングル検定などの資格取得のサポートも行っています。

〔主な海外大学進学先〕アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ

 

KTCおおぞら高等学院

バンクーバーにある直営キャンパスで過ごせる「KTC留学プログラム」。留学期間は1週間から6カ月までで、午前中は現地の語学学校のカリキュラムに基づいた英会話レッスンを行い、午後は日本のキャンパスと同様のレポート学習を行います。日本人スタッフも常駐しており、現地での相談に乗ってくれます。

また、個々の目的に合わせた個人留学のサポートも行っており、その場合は、留学中の日本での授業料が免除になる制度も。行ってみたい国がある、もっと自分を試したい!という生徒には、個人留学もおすすめです。

〔主な留学先〕カナダ

 

N高等学校

アメリカの名門大学・スタンフォード大学で特別授業がうけられる「スタンフォード大学国際交流プログラム」が用意されています。世界各地から集まる学生とともに、創造性、リーダーシップ、デザイン志向、問題解決、コミュニケーション能力など最先端の学術プログラムを体験できます。
また、2017年度より英会話スクール・ベルリッツと提携した新コースを開設。このコースではベルリッツで徹底的に英会話を学んだ後、オーストラリア・シドニーにあるベネッセグループ傘下の留学生受け入れ機関「ELS Langage Center」に3ケ月間のホームステイ留学し、英語力を磨きます。

N高の新コースについては、こちらの記事(角川ドワンゴが運営するN高等学校が2017年度より新コースを開設)でも詳しく解説しています。

〔主な留学先〕アメリカ、オーストラリア

 

松陰高等学校

「海外留学単位認定コース」では、1年次に英会話レッスンなどの留学準備を行い、2年次に1年間の正規留学を実施します。現地の高校生と一緒に授業を受けられるため、海外の文化や価値観をより身近に感じることができます。3年次には体験レポートを作成し、高校3年間を通して長期的に英語力やグローバルな視野を養うことができます。

また、海外大学への進学を考える人には、「台湾大学進学コース」も。高校在学中に中国語を学習し、「(社)台湾留学サポートセンター」を通じて台湾国立大学などの有名大学に推薦入学することができます。他にも「英会話特訓コース」などがあり、グローバル学習がさかんに行われています。

〔主な留学先〕カナダ・アメリカ

 

まとめ

海外留学や語学に特化したコースを用意している通信制高校・サポート校についてご紹介しました。大人に比べ、若い頃は語学の習得スピードも速いと言われています。受験や就職のために、というのはもちろんですが、10代のうちに世界を見て自分の視野を広げることは、将来大きな財産となることでしょう。いろいろな学校のプランを見比べ、自分に合った留学先を見つけてみましょう。

 

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