プロサッカークラブと提携している通信制高校・サポート校
通信制高校やサポート校の中には、プロサッカークラブと提携している学校があります。元Jリーガーがコーチを務めていたり、トップチームの公式戦のスタッフとして参加できたり、提携内容も豪華。高校に通いながら本格的にサッカーに取り組みたい人必見です!

目次
東京ヴェルディ×「中央アートアカデミー高等部」
サッカーやゲーム制作など、高校1年から専門分野に思いっきり取り組むことができる中央アートアカデミー高等部。

「biomサッカーコース」では、提携する東京ヴェルディの人工芝のグラウンドを利用して練習を行っています。さらに、東京ヴェルディのコーチによる直接指導も。通常のサッカーの練習のほかにも、サッカー関連のイベントやカリキュラムを多数用意しており、2017年にはジーコ氏による特別授業も行われたそう。高体連に加盟しているため、高校サッカーの公式試合に出場できるのも嬉しいですよね!東京ヴェルディは、2024年シーズンに16年ぶりにJ1に昇格し、話題になりました。
川崎フロンターレ×「飛鳥未来高等学校」
全国に約30のキャンパスを持つ飛鳥未来高校を運営する、学校法人三幸学園とJ1に所属する「川崎フロンターレ」は2024年4月にクラブパートナー契約を締結しました。この締結により、同校の生徒は川崎フロンターレが主催する各種イベントでの運営補助などを実施し、チームや地域への貢献とともに生徒の成長の場として活用していく予定です。
この提携内容は、飛鳥未来高等学校・横浜キャンパス、飛鳥未来高等学校・横浜関内キャンパス、飛鳥未来きぼう高等学校・横浜みなとみらいキャンパスで実施されます。
サンフェレッチェ広島×「飛鳥未来高等学校」

飛鳥未来高等学校を運営する学校法人三幸学園は、2024年11月にJ1に所属する「サンフェレッチェ広島」とパートナー契約を締結。飛鳥未来高等学校 広島キャンパスのほか、三幸学園グループの専門学校、広島医療秘書こども専門学校 ・ 広島リゾート&スポーツ専門学校 ・ 広島ビューティー&ブライダル専門学校と連携し、スクール帯同や事業スタッフによる特別講義、サンフレッチェ広島が主催する各種イベントでの運営補助などの取り組みを行います。
FC大阪×「ルネサンス高等学校」

FC大阪は、2024年シーズンJ3に所属するプロサッカークラブです。ルネサンス高等学校は2018年1月、トップパートナーとしてFC大阪を応援するスポンサー契約を締結しました。
それを受けルネサンス大阪高校では、高校に在籍しながらプロサッカー選手を目指せる「FC大阪U-18コース」を開設。FC大阪の育成下部組織「FC大阪U-18」に所属し、日々のトレーニングを積むことができます。成績・プレーともに優秀な選手は、FC大阪トップチームのトレーニングにも参加。技能や頑張りが認められれば、在籍中にプロサッカー選手としてデビューするのも夢じゃない!?
FC琉球×「鹿島朝日高等学校」
鹿島朝日高等学校と提携している「FC琉球高等学院」は、プロサッカークラブ「FC琉球」が運営する、プロサッカー選手を目指しながら高卒資格が取得できるサポート校です。スポーツコースに所属している生徒は、FC琉球の下部組織(FC琉球U-18)に所属し、高卒資格取得の為の勉強をしながらトレーニングに打ち込めます。沖縄県出身初のJリーガーであり、JFA公認S級ライセンス保持の石川けん監督から直接指導を受けられます。実力次第では、高校在籍中にJリーグデビューすることも夢ではありません。また、クラブのホームゲームの際には、生徒もボランティアとして会場運営をサポートしながら、実際にサッカークラブの運営の仕組みなどが学べます。提携寮もあるため、沖縄県外、離島からでも入学可能です。FC琉球は、2024年シーズンはJ3に所属しています。
アルビレックス新潟×「開志学園JSC高等部」

アルビレックス新潟と提携を結んでいるのが、開志学園のJAPANサッカーカレッジ高等部。J1チームであるアルビレックス新潟のアマチュア育成組織として、ハイレベルなトレーニングを積むことができます。
チームは高体連登録とユース登録の2チームで構成。卒業後は専門学校のJAPANサッカーカレッジへ進学したり、中にはプロ契約を結ぶ選手も!2018年には、本間至恩選手と岡本將成選手がJリーグ・アルビレックス新潟へ、杉山颯汰選手がシンガポール・プレミアリーグ(シンガポール1部)のアルビレックス新潟シンガポールへの入団内定を決めています。
鹿島アントラーズ×「鹿島学園高等学校」
鹿島アントラーズの提携校である鹿島学園高校。全日制は高校サッカーの強豪校としても有名です。アントラーズユースの生徒も在籍しており、鹿島学園との提携による昼型トレーニングシステムなどを実施しています。鹿島学園からユースへ入団できる仕組みはありませんが、鹿島アントラーズの試合観戦などはよく行われているようです。「プロは目指さずとも、サッカーは好き!」という人にはたまらない環境でしょう。
FCバサラマインツ×「クラーク記念国際高等学校」
広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校は、サッカー元日本代表FW岡崎慎司氏がドイツに設立した、6部チームFCバサラマインツと2023年4月に提携しました。この提携により、同校の神戸三宮キャンパスに新たなスポーツコースとして、サッカーコースが新開講!サッカーコースの監督には、バサラ・マインツで選手として活躍した日高拓哉氏が就任。また、ゴールキーパーコーチ、フィジカルコーチには、FCバサラ兵庫より専属コーチが派遣されます。今後、日本クラブユースサッカー選手権大会、タウンクラブカップへの出場と優勝、世界で活躍できる選手の輩出を目指します。
《番外編》
海外で活躍した元プロがコーチを務める「星槎学園高等学校」
星槎国際湘南のサッカー専攻コースでは、世界最高峰のリーグ、ドイツのブンデスリーガで活躍した初めての日本人選手であり、ジェフユナイテッド市原の監督も務めた奥寺康彦氏の指導を受けることができます。FIFA公認ロングパイル人工芝のグラウンドなど、恵まれた練習環境も魅力です。
あの香川真司選手も卒業生!「第一学院高等学校」
第一学院高等学校のサッカー部では、サッカー中心のカリキュラムを組み、サッカーに取り組みながら高校卒業を目指すことができます。創設時のスーパーアドバイザーはジーコ氏。高体連にも加盟しており、全日制高校と同様に公式試合に出場できます。Jリーグの藤枝MYFCやFリーグのデウソン神戸など、プロ選手も多数輩出しています。