通信制高校で必須のスクーリングとは?

通信制高校では、「スクーリングへの参加」が必須です。「スクーリング」とは実際に登校して授業を受けるものですが、不登校などを経験した人は、不安に感じるかもしれません。安心して学校生活を送るために、スクーリングとはどういうものか紹介したいと思います。

通信制高校で必須のスクーリングとは?

そもそも「スクーリング」とは?

通信制高校を卒業するための単位をとる「三本柱」のうちのひとつです。「三本柱」というのは、ふだんのレポート提出、単位認定試験、そしてスクーリングです。これらは通信制高校を卒業するために、どれも必須なもので、もちろんスクーリングも受けなければ卒業単位をとることが出来ません。

スクーリングが必須なことは、学校教育法で定められていて、特別授業などは年間10時間以上と決められています。

スクーリングとは、実際に学校に行き対面で授業を受けるものです。ですが、現在は各学校によってスクーリングの時間や日程もさまざまで変わってきています。

なぜ学校教育法で決まっているスクーリングの時間が、各学校によってまちまちなのかというと、平成15年に面接授業(スクーリング)において、学校教育法での改正が行われているからです。ネットなどの普及で、それぞれの学校の指導計画により、ネットなどの授業を取り入れた場合、ある程度スクーリングの時間が免除される決まりが出来たことによるものです。

 

1)スクーリングの内容

ふだんの通信制高校の勉強の進め方は、課題を郵送などで提出(レポート)することが主になっています。昔は教科書やテキストをもとにレポートを作成して、学校に送るのが主流でした。ですが現在はインターネットの普及でネット授業やDVDを見る形式であったり、わからないことがあればメールで学校の先生に質問することも出来るようになりました。

では、スクーリングの内容というのはどのようなものなのでしょうか。

スクーリングの内容は、自分の高校に直接登校します。学校によっては、スクーリングのための会場が用意されている場合もあります。

たとえば広域通信制高校の場合、高校の場所が東京だったとしても、大阪・福岡などさまざまな地方に「スクーリング会場」が用意されていて、自分の最寄りの会場に行けば良い、という場合もあります。

レポートでは出来ない体育の授業や、ホームルームであったり、普段顔を合わせない先生に分からないところを直接聞いたり、面談であったりなどの「対面授業」となっています。

今では学校によって屋外学習のような課外授業や、遠足だったり、特別授業や講演会など、各学校それぞれ工夫されているところも多くあります。通信制高校への入学を考えている人は、スクーリングの内容も事前に調べておくことをおすすめします。

引っ込み思案の人は、ふだん顔を合わせない先生や他の生徒さんと会うわけですから、緊張や不安を覚えることも多いかと思います。ですが、実際にはスクーリングの際に友達が出来たり、授業内容がいい経験になったり、ふだん一人で勉強していても分からないことを直接先生に教えてもらうことが出来たりと、メリットの方を挙げる在学生のほうが多くいます。

 

2)通信制高校のスクーリングの日数

特に不登校だったりした人にとって、スクーリングという「実際に登校しなくてはいけない」というのは精神的に不安な人が多いと思います。ですが、学校によってスクーリングの日程や回数はまちまちで、週や月に1回というものから、夏休みや冬休みに集中して行うものや、年間で何時間などさまざまです。通信制高校を考えている人は、自分に合ったスケジュールでスクーリングが行われているか、登校日数はどれくらいなのか確認しておくことが大事です。

 年3日の高校も!スクーリングが少ない通信制高校

 

特徴的、ユニークなスクーリングを行っている通信制高校の紹介

さきほど述べたように、学校によってスクーリングの形は色々ありますが、その中でも登校日数が少なかったり、合宿型のスクーリングなどユニークなスクーリングがあるような通信制高校をいくつか紹介します。

鹿島学園高等学校

学校法人鹿島学園 鹿島学園高等学校スクーリングの回数は月2回と、夏休みや冬休みに集中して何日かにわたって行う形式のスクーリングとしてはごく一般的なものですが、全国で200箇所以上の学習センターや提携校があり、ふだんから近くのセンターに気軽に通え、他の人と交流を持ったり、直接指導を受けられるなどのメリットがある通信制高校です。

 鹿島学園高等学校について詳しくはこちら

 

ルネサンス高等学校

茨城県、愛知県、大阪府の会場のうちどれかの会場にスクーリングに行くことになります。年間のスクーリングの回数は少なく、年間で最短3日で済ませることができます。特徴としては、通信制高校でありながら制服(強制ではないので標準服です)があり、特に若い女子生徒にとって可愛い制服があるというのは、楽しいキャンパスライフが味わえる学校になっています。

ルネサンス高校について詳しくはこちら

 

第一学院高等学校(通信コース)

茨城県、兵庫県いずれかのキャンパスにスクーリングに行くことになりますが、年1回2泊3日となっています。ふだんの学習はタブレットを使って勉強することができて、ipad miniの貸出もある学校です。

 

京都美山高等学校

スクーリングの回数が比較的少ない学校で、年間5回の日帰りのみとなっています。授業も少人数制で、プロジェクターなどを使ったユニークな授業が行われている通信制高校です。

 

明聖高等学校

webコース「サイバー学習国」ではスマートフォンのオリジナル動画を使って自宅学習が出来ます。スクーリングの日数も少なく、年間4日程度で済ませることが出来ます。ふだん自分のアバターを作ってネットで他の生徒とチャットなどが可能で、スクーリングではその仲間と実際に会うことができます。本校がある千葉の他、東京、大阪、福岡でもスクーリング会場が設けられます。

 

NHK学園高等学校(ネット学習コース)

この高校は、以前から歴史のある通信制高校として、スポーツ選手などが在籍していた通信制高校でもあります。いつもはラジオやTVで行われているNHKの高校講座に加えてネット学習で単位を取得し、スクーリングに行く日数は年間4日の集中スクーリングのみとなっています。東京、大阪をはじめ全国の地方都市で会場が設けられています。

 

KTCおおぞら高等学院

在校生は年に1回、自然豊かな屋久島の会場に集まってスクーリングを受けます。実習や屋久島の自然を活かした自然体験など、ユニークなスクーリングの授業のある学校です。合宿型で行われ、体育や美術の授業もあります。

 

八洲学園大学国際高等学校

年に1回、沖縄県の校舎に集まって最短5泊6日の合宿型スクーリングに行く学校です。入学期の4月、10月以外は毎月開催されているので、自分が行ける時に参加することができます。
授業内容も毎回テーマがあり、スポーツ、音楽、芸術など、色々なカリキュラムが用意されています。

 

N高等学校

2016年に誕生した通信制高校です。ふだんはネット主体での課題をこなしていきます。プレミアムスクーリングと呼ばれるスクーリングは、年に1度5日間程、沖縄県の伊計島というところで合宿型で開催されます。数学、国語など基礎項目の授業に加えて、屋外活動としてサトウキビ農業体験など、沖縄県ならではの課外授業が受けられます。2017年度より通学コースも開講しました。

 

クラーク記念国際高等学校(在宅コース)

2016年夏の甲子園に出場したことで話題になったこの高校では、北海道の本校キャンパスに広大な学習施設があり、スクーリングが行われます。農業の体験学習や、冬季はスキーなど課外授業が盛んで、楽しみにする生徒さんも多いようです。

 

スクーリングを受けるにあたって注意すること

公式ホームページやパンフレットなどの資料では最低2泊3日、年に4日間の登校など記載されていますが、通信制高校に入学するにあたって、それまで高等学校で単位を取っているかなど、それぞれの人でスクーリングの日数が変わってくる場合があります。

入学の際は、スクーリングの日数も含めて卒業までの計画をどのように立てるか、あらかじめシュミレーションしておく必要があるでしょう。

 

まとめ

通信制高校でのスクーリングの必要性、内容などを紹介しましたが、現在通信制高校は全国に200校以上あると言われ(全日制高校の通信コースを含む)、特に近年では不登校やひきこもりの生徒さんの受け皿ともなっていることがあり、ふだんの課題授業だけではなく、スクーリングにも特色のある高校もたくさんあります。また、スポーツやヘアメイク、ファッション、調理などの専門コースがある通信制高校では、必要に応じて実習などでスクーリングに通う学校もあります。また、スクーリング以外での学習で、わからないことがあれば学校に登校可能な場合もあります。

スクーリングの日数が少ない高校は、主にネット授業を課題にしている学校が多いようです。通信制高校への入学を検討している人は、スクーリングがどのくらいあるのかも重要になってくると思います。自分がどのくらいスクーリングが必要なのか、入学前に考えておきましょう。

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