中卒から調理師・パティシェを目指そう

中卒でも取れる国家資格として人気の「調理師」や「製菓衛生師」。将来、飲食店経営やレストンやケーキ屋、パン屋のパティシェを目指すなら必須な資格です。では調理師やパティシェを中卒から目指すにはどうしたら良いのでしょうか。今回は具体的な資格の取得方法などを含めて紹介していきます。

中卒から調理師・パティシェを目指そう

中卒から調理師になるには

調理師になるには、国家資格である「調理師」免許を取得する必要があります。

実際には資格を持っていなくても飲食店の従業員の一人として料理を作ることはできますが、「調理師」とは名乗ることができません。事業所に最低1人は調理師をおかなければならないので、免許が無いとひとりで独立開業はできないなどの制約があります。また就職する場合にも免許を取得することで優先して採用してもらえる、信用してもらえる、待遇が良くなるなどのメリットがあります。中卒でも受験ができる数少ない国家資格のうちの一つなので、調理を仕事にしたいという人はぜひ取っておくことをおすすめします。

 

「調理師」資格取得の条件

■受験資格:

(1)中学校卒業以上 かつ 2年以上調理業務に従事した
(2)調理師学校で一年以上学んだ
※(1)、(2)のいずれかが必要になります。

■試験内容:

公衆衛生学、食品学、栄養学、食品衛生学、調理理論、食文化概論の6科目の全科目の合計得点が満点の6割以上であること。ただし、1科目でも得点が当該科目の平均点を著しく下回る場合は不合格。

■スケジュール:年に1回実施

■難易度:年々難しくなっているといわれています。

■合格率:60〜65%

 

「調理師」免許取得のための勉強方法

中卒からパティシェになるには?前述したように、「調理師」の試験は中卒でも受験は可能です。しかし試験では「公衆衛生学」や「栄養学」といった、調理の技術だけではく知識が要求されるものもありますので、学校に通って学ぶ方が早い可能性もあります。

調理系の専門学校や、栄養学科などの学部がある大学・短大で学ぶのが一般的ですが、専門学校や大学に進むためには、その前に高校卒業資格が必要になります。通信制高校の中には、「調理師コース」などがあるところもあるので、そういった高校に通いながら調理師資格の試験を受ければ時間は短縮できます。

調理師・バティシェを目指せる通信制高校は、こちらの記事(自分の腕で勝負!調理師・パティシエを目指せる通信制高校・サポート校)で紹介しています。

どんなルートで調理師を目指すにしても、勉強方法としては、都道府県によって問題が違ってくるためまずは受験予定の都道府県の過去問をチェックすることから始めると良いでしょう(インターネット上で閲覧できます)。また、各種参考書や通信教育、公益社団法人日本調理師会が主催する「事前講習会」に参加するなど様々な勉強方法があります。

また、調理の現場は資格とともに「経験」がものを言う世界なので、学生の時から飲食店のバイトなどで経験を積んでおくのが良いでしょう。

将来、独立して飲食店を開業する場合は、「食品衛生責任者」という資格が必須となります。しかし、調理師免許を取得していれば、あらためて食品衛生責任者の資格を得る必要はありません。

また、ふぐの調理を扱える「ふぐ調理師免許」については、調理師免許を持っていないと受験することができません。将来、日本料理店や高級割烹などでふぐ料理を作りたいという方は、まずは「調理師」の資格を取るところから始める必要があります。

 

中卒からパティシェになるには

パティシェとは洋菓子を専門に作る職業のことで、海外のコンテストで賞を取ったり、テレビなどで紹介されるような人もいて、年々人気が高まっています。

パティシェも、調理師同様、資格がなくても菓子を作ることはできます。とはいえ就職の際にはやはり資格があった方がアピールはしやすくなります。パティシェを目指す人におすすめの資格・検定として、国家資格である「製菓衛生師」と、「菓子製造技能士検定」があります。

 

「製菓衛生師」資格取得の条件

■受験資格:

(1)中学校卒業以上 かつ 2年以上調理業務に従事した
(2)調理師学校で一年以上学んだ
※(1)、(2)のいずれかが必要になります

■試験内容:

衛生法規、公衆衛生学、食品学、食品衛生学、栄養学、製菓理論及び実技の6科目で、主に筆記試験。

■スケジュール:年に1回実施

■合格率:60〜80%

 

「製菓衛生師」も、調理師同様、中卒でも受験できる国家資格です。こちらも「食品衛生管理者」の資格を兼ね備えているので、菓子店などを自分で開業したい人には必須の資格です。

 

「菓子製造技能士検定(2級)」受験のための条件

■受験資格:

(1)2年以上調理業務に従事した
(2)専門高校、短大、高専、高校専攻科卒業者
(3)厚生労働大臣指定の専修学校、各種学校卒業者で800時間以上の修了者
※(1)、(2)、(3)のいずれかが必要になります。
※さらに上級レベルとなる1級を受験するには、実務経験のみの場合は7年以上、職業訓練終了者の場合は2年以上の実務経験が必要となります。

■試験内容:

試験は洋菓子製造と和菓子製造に分かれており、それぞれ1級と2級があります。洋菓子製造の場合、学科試験では食品一般、菓子一般、関係法規、安全衛生、洋菓子製造法の5科目。
実技試験では、課題の菓子を材料の仕込みから指定の時間内で仕上げるところまで行ないます。課題は試験の約1ヵ月前に公表されるため、事前に練習することが可能です。

■スケジュール:年に1回実施

■合格率:40〜50%

 

「パティシェ」になるための勉強方法

前述したように、パティシェには必須の学歴や資格はありませんが、資格があったほうが就職の際に有利に働きます。

「調理師」の項で紹介した通信制高校の中には、菓子作りやパン作りを中心に学べるコースがあるところもあるので、一度見てみるといいでしょう。

調理師・バティシェを目指せる通信制高校は、こちらの記事(自分の腕で勝負!調理師・パティシエを目指せる通信制高校・サポート校)で紹介しています。

 

まとめ

今回は飲食業界に関わるために必須ともいわれる国家資格である「調理師」「製菓衛生師」「菓子製造技能士検定」について紹介しました。

資格が無くても飲食店や菓子店で経験を積んでいくことで仕事は可能ですが、競争の厳しい飲食業界で乗り切っていくにはやはり資格があった方が有利です。また、飲食業界全体としての待遇はあまり良いとは言えませんが、自分でお店を持ったり海外に進出したりという夢を持つ人も多くいます。そのためにも資格があれば自信を持って夢に邁進していくことができるのではないでしょうか。

 

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