高卒認定試験、独学で勉強して合格できる?

高卒認定試験を受けよう!という人で独学で勉強したいという場合もあるでしょう。その場合にはどうやって勉強したら良いのでしょう。学校に通っていた時のように勉強に集中できるか不安な人も多いと思います。今回は独学での勉強のコツを紹介していきます。

高卒認定試験、独学で勉強して合格できる?

高卒認定試験の難易度や合格点の確認

高卒認定試験を独学で勉強したい!という人に向けて、今回はお話していきます。まずは、高卒認定試験について、受験科目や難易度などの基本情報を確認していきましょう。

 

高卒認定試験の試験科目

教科 試験科目 要件(選択方法)
国語 国語 必修
地理歴史 世界史A・世界史B A・Bのうち1科目必修
日本史A・日本史B 日本史A・B、地理A・Bのうちいずれか1科目必修
地理A・地理B
公民 現代社会 現代社会1科目又は倫理、政治・経済の2科目どちらか必修
倫理
政治・経済
数学 数学 必修
理科 科学と人間生活 (1)(2)のいずれかを選択

(1)「科学と人間生活」+「それ以外の4科目から1科目」=合計2科目必修
(2)「物理基礎」「科学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から3科目必修

物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎
外国語 英語 必修

 

特に考えないといけないのは複数科目から1科目もしくは2科目を選択する、地理歴史(世界史A・Bのうち一科目もしくは日本史A・B、地理A・Bのうち一科目)、公民(現代社会一科目もしくは倫理と政治経済の二科目)、理科(「科学と人間生活」と「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」のうちから1科目の合計2科目 もしくは 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」のうちから2科目)になるかと思います。選び方によって、最大9科目の受験になります。
特に理科などでは科目の設定がややこしいので、必要な科目はどれか、注意して見ていく必要があります。

難易度

高校卒業程度認定試験とはいえ、内容としては中学校の教科書レベルのことが分かっていれば解ける問題がほとんどです。出題形式は選択式になります。

合格基準点

科目にもよりますが、おおむね45〜50点前後とされています。決して100点取らなければいけないわけではありません。

高卒認定については、「受験資格や受験科目、難易度など高卒認定試験を受ける前に知っておくべきこと」でも詳しく紹介しています。

 

独学で勉強して合格できる?どんな人におすすめ?

独学で勉強して合格を目指すにはどんな人が向いているのでしょうか。

  • 一発で全科目に合格する必要はなく、何回チャレンジしても、結果的に全科目が合格できていれば資格は取得できます。時間がかかってもいつかは合格できれば良い!という人にはおすすめです。
  • 進学や就職などを今すぐ考えているわけではなく、いずれは進学・就職したいという人
  • 勉強することがあまり苦ではない人
  • 勉強は一人でやりたいという人
  • 先生や他の生徒と接するのがあまり好きではない人
  • 高卒認定予備校に通ったり家庭教師を頼む費用がない人

 

独学で合格するための勉強法

独学で合格するための勉強法は?

(1)学習計画を立てて、効率的にやる

先述の通り、高卒認定試験は一度に全科目合格しなければいけないものではないので、複数回に分けて試験を受けて合格を目指すのも一つの方法になってきます。例えば覚えることが多くて重い教科は一度に受けない、苦手科目は回数を分散する、など。学校のテストと違って、自分で今回受ける科目を選ぶことができるのが高卒認定試験の特徴かもしれません。その特色を存分に生かし、自分が合格しやすいようなスケジュールを立てていきましょう。

数学と理科が苦手な人の例
一回目 国語、数学、世界史A、科学と人間生活
二回目 英語、生物基礎、地理A、現代社会

仕事をしながら高卒認定試験合格を目指す人などはどうしても時間がありませんので、そういった意味でも「ムダなく・効率的に」勉強することが重要になってきます。

 

(2)とにかく過去問を解く

高卒認定試験の参考書を購入し、掲載されている過去問題を繰り返し解いてみましょう。やはり一番大事なのは、本番の試験で「どのような形式でどのような問題がどのくらいの量出題されるのか」を知り、何度も回数を重ねて練習していくことです。

また、高卒認定試験では科目ごとに出題傾向がはっきりあります。そのため出題の傾向を想像し、いわゆる「ヤマを張る」のも一つの方法です。外れた場合は、また次回に受験してみましょう。

 

(3)一日短時間でも勉強して、「勉強する習慣づけ」をする

高卒認定試験の受験者は毎日机に向かって勉強していた頃から時間が経過している場合が多いので、最初の頃はなかなか勉強に集中できない人が多いと言います。そのためにまずはもう一度勉強する習慣をつけることが重要になってきます。

いきなり毎日根を詰めて何時間も勉強しろとは言いません。まずは一日10 分だけ、机に向かって勉強をしてみましょう。10分だけと思ってやりはじめると意外と続くものです。ただ、大事なのは毎日続けることなので、頑張りすぎて続けること自体が嫌にならないように。

 

(4)集中力をつける

本番の試験は1科目50分あります。50分間集中し、これまでの勉強の成果をばっちり発揮するのはもちろん、最大9科目、2日間にも渡る日程でも集中力ややる気が途切れないようにする必要があります。そのためには普段からある程度の時間は集中し続けることができるように練習しておくと良いと思います。そのためにも、携帯電話やテレビから離れ、過去問を50分間のタイマーをつけながら本番さながらに解いてみるということも大事な勉強の方法になってきます。

 

(5)正攻法でいく

これは高卒認定試験においてはあまり効率的ではありませんが、高卒認定試験に合格した後は大学受験をする(特に一般入試)という人にはおすすめです。その場合には大学受験で必要な科目のみこの方法で勉強し、他の科目はあくまで効率的に高卒認定を取得するという考え方が良いかもしれません。

正攻法では、まずは教科書レベルの基礎から勉強します。中学校の教科書を開いて、各単元の章末問題のみ解いてみましょう。それで解けなかった部分があなたの基礎力の足りていないところです。数学なら「チャート」「自由自在」、英語なら「Forest」などの辞書系の参考書で解けなかった問題をひとつひとつチェックしていきましょう。その後、高卒認定試験の過去問を解きつつ、大学受験のための勉強に移行していくことで無理のないパスになるかと思います。

 

まとめ

高卒認定の試験自体は決して難しいものではありません。
しかし完全な「自学自習」で臨む場合には、「受験までの計画の立て方」「勉強・試験に集中できる集中力や勉強のくせづけ」が肝になってくるでしょう。やみくもに勉強をはじめるのではなく、まずはじめにこれらのことを十分考え、合格への方法=つまり作戦を立てて勉強をしていくのがポイントです。

【参考記事】高卒認定試験の過去問の傾向と対策一覧

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