最短で高卒資格を取得!科目履修制度とは?

高卒認定試験で何度も落ちてしまったり、今年中に高卒認定資格を取ってしまいたいなどの場合にはどうしたら良いのでしょうか。今回はそんな時に使える高卒認定試験の「科目履修制度」という制度を紹介します。科目履修制度の目的やかかる時間、費用などを見ていきましょう。

最短で高卒資格を取得! 科目履修制度とは?

高卒認定試験に関するよくある困りごと

高卒認定試験をこれから受けたいと思っている人や、受けた経験のある人の中には、

  • 就職が決まっているから、何としてでも今年中に高卒認定資格に合格しなければならない
  • 何度チャレンジしても高卒認定試験に合格できない!!
  • 専門学校へ進学したいのに、高卒認定になかなか合格できない!
  • 苦手な数学だけが何度受けても合格できない!!他の科目は受かっているのに…

などの状況にある人は意外と多いものです。
うんうん、自分も全く同じだ、と思ったあなた、仕方ないかなと諦めないでください!
実はそんな時の切り札があるのです。

高卒認定試験における「科目履修制度」、これは確実に高卒認定資格を取るための「全科目合格しなくて良い」裏ワザ的な方法です。

 

「科目履修制度」とは

「科目履修制度」をひと言で説明すると、「高卒認定試験において、全科目合格してなくても通信制高校で科目履修生として単位を取得してくることで試験合格と認定してあげます」という制度になります。

高卒認定試験は高校に進学・卒業していなくても決められた科目の試験を受けて合格することで高校卒業と同程度の学力があると認定してくれる資格で、文部科学省が行っているものです。中卒や高校中退、もしくは今後高校を辞めようと思っている人でも、この資格を取得することで、高卒でないと出願できない専門学校や大学などに問題なく出願することができます。

高卒認定試験については、こちらの記事「受験資格や受験科目、難易度など高卒認定試験を受ける前に知っておくべきこと」を参考にしてください。

本来は高校に通わなくても試験を受けることで取得できる高卒認定資格ですが、この高卒認定資格には特別に試験を免除してもらえる条件がいくつかあります。その一つが「科目履修制度」です。この制度では一部科目の試験を受けずに「通信制高校の単位を認定してもらって免除」してもらうことができます。

今通信制高校に在籍してないよ?と思う人もいるかもしれませんが、この「科目履修制度」では「科目履修生」といって、その通信制高校の生徒でなくても「特定の科目」だけを履修しに行くことができるのです。

定時制高校や大学などでは年配の方が「科目履修生」となって一部科目のみ通ってくることがありますが、これは一部の科目にだけ興味があって勉強しにくるとか、教養を深めるための生涯学習としての意味合いが強いです。高卒認定資格の取得目的での「科目履修生」では、確実に単位を取る必要が出てきます。また、高卒認定試験で勉強して試験に合格するよりも単位を取得するほうが簡単であるとか、もしくは今年度中には高卒認定試験がもう予定されていないが取得する必要があるなど、どうしても高卒認定試験自体が受けられない場合に利用するのが良いでしょう。

特に、翌4月からの進学や就職を考えている人が、11月の高卒認定試験に全科目合格できなかった、という場合は利用してしまうのも手です。次の試験は翌8月なので、4月からの再スタートには間に合わなくなってしまいますから。

「科目履修制度」を利用する際の注意点は?

 

「科目履修制度」を利用する際の注意点

申し込み条件:
最低でも1科目以上の合格科目か合格見込科目が必要になります。ですので最低でも1度は高卒認定試験を受験する必要があります。

申し込みのタイミング:
申し込みのタイミングとしては、一番多いのが11月の高卒認定試験に不合格になってしまい、しかし翌年の4月から進学や就職が決まってしまっているのでその前までに高卒資格が欲しい!という場合でしょう。その場合には11月の高卒認定試験の結果が分かってから、科目履修制度の申し込みはできる限り早くしなければなりません。高卒認定試験の結果は例年12月上旬頃に届きますが、試験の後すぐに自己採点を行なって、ある程度の合否判定をしておくのが良いでしょう。

スクーリングへの出席:
科目履修制度では通信制高校の単位を取得することになります。通信制高校では単位を取得するために「レポート」「単位認定試験」「スクーリング」の3種類がそれぞれ必要になってきます。レポートは自宅で行えますし、単位認定試験は基本的にレポートの内容を確認するような内容なので難しくはないですが、スクーリングは最低でも数日間は通信制高校が指定したキャンパスなどに出席をしなければ認定してもらうことができません。この3つを全て満たしてはじめて単位認定になるため、遅くとも高卒資格の欲しい3月までには全てを終わらせる必要があります。通信制高校によっては、スクーリングの実施している時期が限られている学校もあるので、そのあたりのスケジュールもしっかり確認しておく必要があるでしょう。

通信制高校のスクーリングについては、こちらの記事「通信制高校で必須のスクーリングとは?」を参考にしてください。

費用:
学校にもよりますが1単位あたり8000円〜10000円程度のことが多いです。また下記のように科目により定めてある単位数が違ってくるので、取りたい科目によって若干費用が変わってくると考えておきましょう。

認定科目 単位数
国語 4単位
世界史A 2単位
日本史A 2単位
地理A 2単位
現代社会 2単位
数学 3単位
科学と人間生活 2単位
物理基礎 2単位
化学基礎 2単位
生物基礎 2単位
地学基礎 2単位
英語 3単位

 

国語、数学、英語は必要な単位数が多いので、その分費用もかかります。また、教材費やスクーリングを遠方で受ける必要がある場合は、その費用も別途必要になります。

科目履修生を受け入れている通信制高校・サポート校:

多くの通信制高校やサポート校では、「科目履修生」を「高卒認定コース」などの名前で募集しています。学校によって多少名前が違ってくるので、「高卒認定を科目履修制度で取得するための」コースであることをよく確認しておきましょう。

  • 第一学院高等学校 「高認取得通信コース」
  • 鹿島学園高等学校 「高卒認定コース」
  • トライ式高等学院 「高卒認定コース」
  • 中央高等学院 「高卒認定試験コース」

これらのコースでは高卒認定の科目履修制度を利用することができます。多くの通信制高校がこの制度を取り入れているため、費用、スクーリングの時期や場所、内容などを調べて比較検討してみましょう。

鹿島学園高等学校について詳しくはこちら
中央高等学院について詳しくはこちら

 

まとめ

「科目履修制度」は高卒認定試験を全科目合格しなくてもすむ制度なので、

  • 苦手な英語だけが何度受けても合格できない!!
  • 就職内定しているので、来年3月までに高卒認定資格合格をとらなければいけない
  • 大学進学のために勉強しているが、高卒認定試験は受験科目が多いから苦手科目が心配。

など、「特定の科目が苦手な人」や「合格までのデッドラインが決まっているのに時間がない人」などはぜひ科目履修制度を利用して、確実に高卒認定資格を取得しましょう!

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